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暫くすると懐かしくも感じる列車の揺れが俺を出迎えてくれた。
早速二人に話を聞こうと体を起こす。が二人の姿はもうなかった。





せっかくにぎやかになっていたのに残念だな。




なんてしょんぼりしていると、ガラガラ、と隣の車両から誰かがこちらに入ってきたようだ。
誰が来たのだろうかとそちらに視線をやると、そこにはショッピさんがいた。



shp「あ、起きましたか。」



ショッピさんは少しだけ安藤しているように見えた。


『……えと、心配かけちゃってすみません。』


彼にそう謝罪をする。とふと近くにコネシマさんがいないことに気がついた。



『そういえばコネシマさんは?』



そう彼に聞いてみると、少し不機嫌そうにしながら




shp「……さっき、降りていきました。」




そう教えてくれた。俺が寝ている間に喧嘩でもしたのだろうか。
だとしたら俺、無神経だったな。



心の中でショッピさんに謝罪をしていると、ショッピさんは先ほどと同じように俺の隣に座ってくれた。





暫く沈黙が続いたが、ショッピさんがそれを破った。




shp「Aさんはどうしてこの列車に乗ろうとしたんですか。」





こちらを見つめながらショッピさんはそう質問してきた。



『……そんな大した理由ではないですよ。ただ、会社とか全部いやになっちゃって。』





それから自分の会社について話し始めた。



ショッピさんは俺の話を真剣に聞いてくれて、それが何より嬉しくて打ち解けるのにさほど時間はかからなかった。







shp「…それで、旅に出ようってなったんすね。」


『そうそう。なんかきれーな景色みたいなって思って。』


shp「きれいな景色なぁ…それやったら、この電車降りれたらワイと一緒にツーリングでも行きませんか?」




ショッピくんがそう提案してくれた。


shp「風気持ちいし、景色もきれいやで」



『……行きたいかも。ショッピくんとのツーリング。』


嬉しそうにそう返すと、ショッピくんも表情が柔らかくなった。




『まずは、ここから降りる方法を見つけないとだね』


そう俺が言うと、ショッピくんがこんなことを言い出した。



shp「それなんやけど、俺心当たりがあるんすよ」

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77℃(プロフ) - 杏。さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新頑張ります! (8月18日 8時) (レス) id: d70c103796 (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - めちゃくちゃ好きです。文字化けや表現も凝ってて凄く素敵な作品だと思います!!更新頑張ってください。 (8月18日 2時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
77℃(プロフ) - 白米の無い弁当さん» ありがとうございまぁぁす…!まだきちんと決まっていなかったr(((((殴 (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
77℃(プロフ) - モモモさん» わぁぁありがとうございます…!!これからも頑張ります! (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - なんだこの神作品は……続きが気になるッッッッ!!夢主ちゃんの過去とはなんだあッ!!デュエルスタンb((((( (6月12日 23時) (レス) @page8 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:77℃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1  
作成日時:2023年5月11日 0時

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