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次に目を覚ますと俺は電車の中ではなく、綺麗な原っぱに立ち尽くしていた。
恐らくこれは夢の中なのだろう。でなければ列車の中からいきなりここに来ることなど不可能なはずだ。とりあえず辺りを散策してみるか。
『…にしても空気がうまいなぁ。』
久しぶりの外だからだろうか、それとも田舎のようなところだからだろうか。
いつもよりも空気がおいしく感じた。
脱サラして田舎でのんびり隠居生活も楽しそうだなぁなんて考えていると、野原の真ん中で寝転がっている人を見つけた。
声をかけてみようと彼に近づいてみた。がどうしてか彼のもとへはたどり着けなかった。
大先生と一緒に外へ出ようとした時と同じだ。見えない壁があるようだ。
彼に声をかけてみたりもしたが、起きる気配もなかった。
あきらめてその場で彼がこちらに気付くのを待ってみることにした。
中世にいた衛兵のような彼。
今の時代ではかなり珍しい格好だな。
それに…
『どこか見たことのある顔なんだよなぁ。』
まぁ夢だからそう感じるだけなのかもな。
なんてことを考えていると遠くから誰かの足音が聞こえてきた。
足音のほうへ視線をやると、見覚えのある青年が気怠そうに歩いてきていた。
あれ、もしかして
『ショッピさん……？』
眠っている彼へと近づいている青年は、服装は違えど紛れもなくショッピさん本人だった。
どうしてショッピさんがここに居るんだ？
ショッピさんは彼の隣に座ると、頬を抓ったりして彼を起こし始めた
shp「早く起きてや全く……会議の時間すぎとるでAさん」
『………今なんて…俺の名前？』
確かに今、ショッピさんは彼にむかって俺の名前を呼んだ。
そんなありきたりな名前じゃないし、こんな偶然…
暫くして彼が目を覚ました。
『……んん…ふぁ、よく寝たわ〜。おはようショッピくん〜』
shp「はぁ…ほら、早く。」
ショッピさんが彼へ手を差し出した。
彼はその手を取り立ち上がるとどこかへと歩いて行ってしまった。
あぁ、どこかで見たことあると思ったらそうか。
あれは俺なんだ。
二人が見えなくなってからすぐ、この草原は壊れていってしまった。
もう夢は終わりなのだろう。
目が覚めたら二人に話を聞かないとな。
最後にそう考えながら再び俺は目を閉じた。
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７７℃(プロフ) - 杏。さん» ありがとうございます！これからもゆっくりですが更新頑張ります！ (8月18日 8時) (
レス) id: d70c103796 (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - めちゃくちゃ好きです。文字化けや表現も凝ってて凄く素敵な作品だと思います！！更新頑張ってください。 (8月18日 2時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
７７℃(プロフ) - 白米の無い弁当さん» ありがとうございまぁぁす…！まだきちんと決まっていなかったr(((((殴 (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
７７℃(プロフ) - モモモさん» わぁぁありがとうございます…！！これからも頑張ります！ (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - なんだこの神作品は……続きが気になるｯｯｯｯ！！夢主ちゃんの過去とはなんだあｯ！！デュエルスタンb((((( (6月12日 23時) (レス) @page8 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：７７℃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1
作成日時：2023年5月11日 0時
