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あれからどのくらい経ったのだろうか。
何度か列車が駅に止まることがあっても、やはり俺はこの列車から降りられなかった。
俺はもしかすると終点まで下りてはいけないのかもしれないな。
なんてくだらない事を考えていると、再び列車は停車した。
kn「よぉ、遊びに来たでA!!!」
扉の先からそんな大きな声が聞こえてきた。
次は一体誰がきたのだろうか。
顔を上げ扉の先にいる男性に視線をやる。するとそこには半袖短パンにサンダルといった涼しそうな格好をしている男性と、紫色のジャケットを羽織り気だるそうに欠伸をしている青年がいた。
どうして俺の名前を知っているのか何てことはもう考えないでおこう。どうせ大先生の知り合いか何かだろう。
そんなことよりも、この一人しかいなかった空間が一気に三人へと。にぎやかになってくれたことがとても嬉しく感じた。
shp「ども、Aさんのことは大先生から聞いてます。」
涼しげな格好をしている男性とは一変、隣の青年は何というか…しっかりしていそうだななんて印象だった。
とりあえずずっと立たせているのもあれだったので座るように促した。
やはりと言うべきなのか、二人とも俺の隣に座ってきた。
そこからしばらく雑談をしていた。二人は自らのことをコネシマ、ショッピと名のり同じ会社の先輩後輩ということを教えてくれた
kn「いやぁ〜ひっさしぶりに会えてよかったわA!!!」
涼しげな格好の男性…もといコネシマさんは突然そんなことを言い出した。
そんな様子を俺とショッピさんは呆れ顔で見ていた。
『久しぶりって…んまぁいいか。俺も誰かとこうやって喋ることができてよかった。』
柄にもなくそんなことを言うと、コネシマさんが嬉しそうに笑いながら肩を組んできた。
『あ、ちょっ…』
kn「俺もAと喋れてうれしいわぁ〜!いやぁ、こんな形にはなったけど莉贋ク悶〒繧ゅ%縺?d縺」縺ヲ縺ゅ∴縺ヲ縺?l縺励>繧」
後半、コネシマさんの言っている言葉がよくわからなかった。
が、ショッピさんの表情が明らかに固まっていた。
コネシマさんは何かいけないことを言ったのだろう。
直後だった。
『っ……!!』
頭を何度も何度も鈍器で殴られたかのような衝撃が走った
視界もぐにゃりと歪み、いつしか気を失ってしまっていた。
何処か遠くから懐かしい鼻歌が聞こえてきたような気がした。
これを歌っていたのは一体誰だっけ。
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77℃(プロフ) - 杏。さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新頑張ります! (8月18日 8時) (レス) id: d70c103796 (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - めちゃくちゃ好きです。文字化けや表現も凝ってて凄く素敵な作品だと思います!!更新頑張ってください。 (8月18日 2時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
77℃(プロフ) - 白米の無い弁当さん» ありがとうございまぁぁす…!まだきちんと決まっていなかったr(((((殴 (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
77℃(プロフ) - モモモさん» わぁぁありがとうございます…!!これからも頑張ります! (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - なんだこの神作品は……続きが気になるッッッッ!!夢主ちゃんの過去とはなんだあッ!!デュエルスタンb((((( (6月12日 23時) (レス) @page8 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:77℃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1
作成日時:2023年5月11日 0時