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青年が電車を降りていって暫く経った。
あれからずっと電車が駅に止まることはなくずっとあてもなく進んでいる。


sha「もし、この電車の行先を自分で決めれると思ったらさAはどこに行きたい?」


先程降りていってしまった青年の言葉を思い出す。
この電車に乗ってから一度も降りようかなん思ったことはなかった。だってこの電車に居ればだれも干渉してこない。干渉してこれないから。













どうして干渉してこないんだっけ














何か、忘れているヨウな…







『っ……………!』





あたまがいたい。ガンガンと、何度も何度も鈍器で殴られた様に。
座っているのもだんだんと辛くなっていき座席に寝転がることにした。






今この電車には俺しか乗っていない。もし誰かが乗ってきてもわざわざ寝転がっているやつと同じ席に座る様な物好きもいないだろうし、このまま少しだけ眠ってしまおう。






なんて考えながら目を瞑っていると心地の良い電車の揺れに釣られて眠気がやってきて、俺はそのまま暫くの間眠りについた。













何分、何十分と経った頃だった。列車の揺れがおさまりゆらゆらと風が吹いている。それと共に頭上が少し沈んでいく様な感覚で目が覚めた。



わざわざ近くに座ってくる物好きもいるんだな。


なんて考えながらどんな奴かと目を開けてみる。すると赤いマフラーに軍服の様な格好の男性がいた。
男性は真剣な顔でこちらを見つめている。



『…あの、どうかされましたか』




恐る恐るそう彼に聞いてみるとはっと驚いた表情になった後、申し訳なさそうな表情で


tn「あ、あぁすまん…じっと見られとったらゆっくり寝られへんよな。」


そう謝罪してきた。
















…………………………あれ、この会話どこかでしたような。






とてつもないデジャブを感じた。もしかして俺はこの人に一回会ったことがあるのだろうか。

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77℃(プロフ) - 杏。さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新頑張ります! (8月18日 8時) (レス) id: d70c103796 (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - めちゃくちゃ好きです。文字化けや表現も凝ってて凄く素敵な作品だと思います!!更新頑張ってください。 (8月18日 2時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
77℃(プロフ) - 白米の無い弁当さん» ありがとうございまぁぁす…!まだきちんと決まっていなかったr(((((殴 (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
77℃(プロフ) - モモモさん» わぁぁありがとうございます…!!これからも頑張ります! (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - なんだこの神作品は……続きが気になるッッッッ!!夢主ちゃんの過去とはなんだあッ!!デュエルスタンb((((( (6月12日 23時) (レス) @page8 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:77℃ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1  
作成日時:2023年5月11日 0時

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