転生したら最推しがいたので取り敢えず拝もうと思う。【五条悟】【男主】 (ページ2)

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夜「まったく…すまないが少しだけ待っててくれないか。」

俺の返事も聞かずに先生は鬼の形相で教室の中へと入っていった。

その後、少年二人の騒がしい声や先生の怒号が聞こえたがしばらくするとそれも収まった。そして、先生が教室から出てきた。

夜「待たせたな。さぁ、ここが今日から君が過ごす教室だ。」

と教室へ招かれた。どんな人たちがいるのだろうと恐る恐る中へ入るとそこには先生からお説教を食らったのであろう男子生徒二名と、興味があるのか、こちらをじっと眺めている女子生徒がいた。

先生から自己紹介をするように言われたため、好印象を持ってもらおうと元気いっぱいに自己紹介を始めた。

『初めまして、AA言います！ちょっとした事情があってここに入学してきました。これからよろしくお願いします！』

そういいお辞儀をした後、不意に白髪の男子生徒を見たとき、体に稲妻が走るのを感じた。整った顔立ちとサングラスの間から見える綺麗な蒼い瞳。どこかで見覚えがあったのだ。

今日初めてあったはずの少年にどうしてこんなにも懐かしさを感じてしまうのだろうか。白髪の少年をぼんやりと眺めていると、視線に気が付いたのか、不機嫌そうに俺を見つめてきた。そんな悪態をついている表情にすら懐かしを感じてしまっていた。

自己紹介も終わり、先生に空いている席へ座るようにと言われ座ると、ホームルームも終わり、先生は職員室へと戻っていった。
すると、わなわなと俺の机へと集まってきた。

夏「初めまして、私は夏油傑。私のことは気軽に読んでくれて構わないよ」

と前髪が特徴的な少年が笑った。隣にいる白髪の少年は先程と変わらず不機嫌そうな顔をしながら

五「…五条悟、よろしく。」

といった。そんな態度を見かねたのか、前髪の少年改め夏油君がため息をつきながら

夏「こらこら。もう少し丁寧に自己紹介。初対面でそんな態度とっていると数か月後に来る後輩にも怖がられるよ。それに前から言っているだろう。一人称をせめて俺から僕には直したほうがいいと。」

そう夏油君が言うと、五条君は面倒くさそうな顔をしながら

五「はっ、嫌なこった。」

と言った。その後軽く言い合いが始めるが、そんな光景に俺はどうしてか、懐かしさを感じていた。どこかで一度、嫌何度も見たことがあるような、そんな気がしてならなかった。