未来23 ページ23
「誰かの隊室借りて寝たい…」
そんな図々しいことを言いながら、ランク戦をする気もおきない私はぶらぶらと知り合いを探し歩いていた。
ちなみに今は午前七時、私の一日は始まったばかりである。
「お、Aちゃんいた。ごめん、昨日時間とか言うの忘れてたから困っただろ?」
「うぇ!?あ、いや大丈夫です」
ふらふらと曲がり角を曲がろうとしたら、そこにはいつもの隊服を着た迅さんがいた。
「昨日夜付き合わせちゃったのにこんな朝早くに来させて申し訳ない」
「あーいや大丈夫ですよ、私が勝手に来ちゃっただけで…」
本当はものすごく眠たいのだがそんな事を言うわけにはいかず、このままだと迅さんの謝罪を何回も聞かなきゃならなくなりそうだったので、大丈夫だと伝える。
「大丈夫じゃないだろ、隈ができてる」
「へ?」
そう言って迅さんは私の目元を優しく撫で始めたので、私は驚きのあまり間抜けな声を出してそのまま身動きもとれず固まってしまった。
そんな私に気づいたのか迅さんは、急にビックリしたよね、ごめんとまた私に謝罪し、私はよく分からないまま頷いた。
「Aちゃんは朝ごはん食べた?」
「え、あーいや、休日は私基本朝は食べてません」
「ちゃんと食べないと駄目だぞー」
先ほども言ったとおり私は休日昼までぐっすり寝てしまうため、朝ごはんは食べないというか食べれない。
「まあでもちょうどよかった。おれ朝ごはんまだだからさ、一緒に食べない?」
「え、私今日あんまりお金持ってきてないですけど…」
「これから朝ごはん食べに行くところは無料だから大丈夫大丈夫。昨日のお礼は朝ごはん食べてからにするよ」
無料でご飯食べれるところなんてあったんだと思いながら、前を歩き出した迅さんの少し後ろをついて歩く。
私は迅さんの事をあまり知らない。名前とそこそこ偉い人とだということ、あとは綺麗な目をした人だということ以外、いつも何しているのかとかそういうことは全くだ。
そこまで考えて、そういえば歳はいくつなのだろう、雰囲気的に二十歳にはなってそうだな、と思い一応本人に聞いてみる。
「あの、迅さん」
「ん?どうした?」
「迅さんって歳いくつですか?」
「あれ?知らない?おれ十九だよ。君の一つ上です」
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竜胆(プロフ) - 飛鳥さん» すみません！かなり遅くなってしまいました……かなり今更ですがご感想ありがとうございます！いつも読んでいただきありがとうございました！面白いと感じていただけて幸いです (2016年7月30日 22時) (
レス) id: 65ca44ab2c (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 初めまして！飛鳥です。 小説いつも読ませてもらってます！！ すごく面白いです！ 更新頑張ってください。 (2016年4月11日 21時) (レス) id: a12d33444b (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - つくのみさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2016年4月11日 21時) (レス) id: 12f6a89aad (このIDを非表示/違反報告)
つくのみ(プロフ) - 迅さああああああああああああああああああん!!!!!あああああああああああ!!!!!!!ってなりました。迅さん美味しいです。あと犬飼と二宮と弾バカと槍バカとっていうか皆美味しいです。ありがとうございます。こういう夢主めっちゃ好きです。 (2016年4月10日 21時) (レス) id: c7b49af549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜胆 | 作成日時：2016年3月24日 13時
