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◇
ふかふかのベッドの上でアラジンはふわあ、とあくびをする。
「おはようモルさん、琥珀さん、なぎさちゃん」
「もう昼間ですね」
「昨夜は遅くまで起きてたからなあ……おい起きろ、なぎさ」
肩を揺らすと、ううんと返事がした。
昨夜はずっと話をしたり、ウーゴと遊んだりした。モルジアナとなぎさもウーゴとだいぶ打ち解けたようで、アラジン曰くもう二人相手ならもう緊張しないらしい。
まあ正直そんなことよりもウーゴがベッドの上で跳ねているとき、ベッドが壊れないかとヒヤヒヤした。
「あの、そういえば昨日の話は」
アラジンはターバンを巻きながらああ、と返事をする。
「『怪傑アリババ』のはなし？」
────『『怪傑アリババ』は有名な今、バルバッドを騒がせている盗賊団のトップです』
昨日のおねえさんの言っていたことを思い出す。アラジンはそれを信じる信じないどころか、まず自分の知っているアリババではないと思い込んでいるらしい。そんなことしないと思うからきっと別の人だよ！と。
「でも、本物のアリババくんをどうやって探そうかな？こんなに広い国だし」
「モルジアナも困ったな、件の『盗賊団』のせいで暗黒大陸行きの船が止まってるなんて」
「どうすれば……」
しゅんとして肩を落とすモルジアナにアラジンは一つ提案をする。
「うーん。今日、ごはんを食べる約束の時に、昨日のおじさんに聞いてみようか。その『盗賊団』は確か、こう呼ばれているんだよね────」
◇
「『霧の団』？」
なんだそれは、とシンドバッドは身を乗り出した。
「バルバッド内紛の元凶でしよ。
国にたてつくテロリスト集団、とはいえ、奴らは元は40人程のスラムのコソドロ共だったんでし。それが二年程前、城の宝物庫を破り、軍資金を得て力を付けてしまったでし。以来、国政に不満を持つ奴らをどんどん取り込み、今や規模数百人という大所帯に肥大化！
しかも、不思議な魔術を身につけて……もう、国軍も手に負えない一大反政府軍になってしまったんでしよ！
おまけに、奴らは奪った金品を民衆に分け与えるから国民からは英雄視されている始末でし！国民はアホでしなー、国庫を傷つければ税金を増やすだけなのに」
心底どうでも良さそうに鼻をほじるアブマドを、シンドバッドは睨む。
「……お前ら、評判悪いぞ」
「う、うるさいでし！こっちは大変なんでし！」
アブマドはガタッとソファーから立ち上がり、反論する。
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名無しさん(プロフ) - 、さん» 失礼しました。先程外しました。3の時も指摘して頂いたのに、大変申し訳ありません。 (2018年2月17日 17時) (
レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - MIZORE@厨二の魂百までさん» ありがとうございます！しばらくは原作をなぞるだけになりますがよろしくお願いします。 (2018年2月17日 17時) (レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 続編も4まできてオリジナルフラグ外し忘れはないんじゃないですか？ (2018年2月17日 17時) (レス) id: 5c20bbbbb1 (このIDを非表示/違反報告)
MIZORE@厨二の魂百まで(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってください^^ (2018年2月17日 17時) (レス) id: d47704566c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2018年2月17日 17時
