＊ ページ16
ロキ「恋人か…いいだろう」
「何様よ」
ロキ「神だ」
……
「へえ。じゃあね、ロキ」
時空を作っていれば
ロキ「帰ってくるのだろう？」
後ろか、聞こえてくる声と
「…きっとね。」
手首を掴んだ大きく冷たい手
ロキ「帰ってくると言え」
振り返れば寂しそうな顔をしてて
「主に逆らうペットは嫌い？」
ロキ「ああ、嫌いだ」
頬にそっと触れれば
「…………アナタが願えば帰ってくる」
綺麗なロキの顔が近づいてくる
ロキ「……………人間は目を瞑らないのか？」
「あ、ごめん」
目を瞑り忘れてムードをぶち壊しちゃったけど
唇を包むキスは甘く、優しくて
ロキ「………帰ってこないのならば
民に正体をバラしてでもお前を迎えにいく」
「主として？」
ロキ「違う。…………………恋人としてだ」
耳を真っ赤にするロキに抱きつけば
髪にキスを落としてくるからもっと強くする
ロキ「幻を１つ置いていけ」
「寂しいの？( 笑 )」
ロキ「違う。お前しか話相手がいない」
「相変わらず素直じゃないんだから…」
幻で私を出してから円に入れば
やっぱり切なそうに笑ってて
「………やっぱり行くのやめる？」
ロキ「ふざけるな、行け」
「……私必要かな」
ロキ「お前を必要ないと思う奴はいない」
「………わかった。行ってくる」
足踏み入れて次空間を閉めようとすれば
ロキ「A！」
大きな声で私を呼んだロキ
「大声を出すなんて珍しいわね( 笑 )」
ロキ「浮気したら私が殺してやる」
「しないよ、…………まあ、体は重ねるかもね」
あれ、顔が…
ロキ「もう一度言ってみろ」
酷いかも
「だって私には色んな事情があるもの。
情報交換の為には身体は重ねるかもしれないわ」
ロキ「そんなことをしてみろ。
ミッドガルドに行って相手を殺してやる」
わーお。
「独占欲はあるみたいだけど…
私アナタに抱かれたことないわよ？( 笑 )」
ロキ「抱いて欲しいのか？それなら、心配するな。
帰ってきたら意識が飛ぶほど抱き続けてやるさ」
恐ろしい。
「……行ってきます」
ロキ「ああ」
扉を閉めるときに悲しい顔をしたのは
「はあ………私が心配するなんて…( 笑 )」
幻覚だったことにしとこう。
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饅頭こしあん派(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続きが気になりすぎる!!頑張ってください！ (2021年1月6日 2時) (
レス) id: a519017102 (このIDを非表示/違反報告)
将蛇(プロフ) - 最高に面白いです。続編楽しみに待ってます！ (2020年2月28日 19時) (レス) id: 0f654716aa (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ - とても面白いです。早く続きが読みたいです。続編楽しみしています。 (2019年7月14日 2時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
mari - 面白いです！続編楽しみに待ってます！ (2019年7月13日 15時) (レス) id: 7b20b9555d (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - 応援してます！！続編楽しみにしてます！！ (2019年6月28日 20時) (レス) id: 92ac07ee55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n | 作成日時：2018年11月15日 19時
