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○05 encounter ページ5
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「特殊消防隊だ！道を開けなさい！
民間人は下がって！ここは危険です！」
駅にいた人たちがどよめく中、私達特殊消防隊はその間を抜けて焔ビトに立ち向かう。
「"焔ビト"を確認！各員 戦闘、鎮火体制！」
了解！と声を揃えたところで私はちらりと横目に森羅を見た。やっぱり！と確信する。
ということは近々アーサーもきて、物語のように進んでいくのか…。分析していると早速シスターが祈りを始めたから私も戦闘態勢をとった。
＿＿＿＿＿炎ハ魂ノ息吹…黒煙ハ魂ノ解放…
中隊長の銃で焔ビトはどんどんと弱っていく。
茉希さんが炎をかき消し、その煙を私は消す。
＿＿＿＿灰ハ灰トシテ……其ノ魂ヨ…
「炎炎ノ炎ニ帰セ」
＿＿＿＿＿ラートム
鎮魂を無事に終わったとき、私はふと原作を思い出す。あれ、確かシスターの上で＿＿＿
慌ててシスターの頭上を見ればガタゴトと今にも落ちそうな機械。ああでも…確か森羅が助けるのか。むず痒さはあるものの変に原作を変えてはならないし、と様子を見守る。
案の定、森羅はシスターを姫抱きしあの歪な笑みを浮かべていた。……シスター、いいなあ。
「君は…」
ふと火縄中隊長が声をかけると森羅はビシッと姿勢を正して言う。
「はい 申し遅れました
本日から第8特殊消防官隊に配属されました
第3世代消防官 森羅日下部です！！」
＿＿＿＿こうして第8に仲間が一人増えたのだ。
【fire…火】
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作者名：名無しの犬 | 作成日時：2021年4月10日 11時
