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スカート部分を私服と同じように短く魔改造した黒い制服へ腕を通し、帽子を目深に被り、ベベの見送りを背にして琥珀は部屋を後にする。
ここから図書館まではそう遠くはない。
『編入試験』で琥珀はあまりにも目立っていた。
刀などあまりにも目立つものは目立たないようになんとか隠して行った。行ったのだが……魔法を学ぶ学院の編入試験で、どこにコドル１という成績で編入する奴がいるのか。
琥珀としては簡単な
……結果として編入試験用の魔法陣の中を天高く火柱で埋め尽くしたのだ。火山の噴火並の威力であるそれを前にマグノシュタットの教師も周りの魔導士も、当の本人である琥珀も唖然とし、琥珀が口を開けて驚いているのも気にせず、マグノシュタット側は彼女をコドル１として編入を許可したのだ。
端から見れば、素晴らしい才能と実力を持った魔導士がいたものだろう。だが琥珀は自分に対しての違和感を拭い切れなかった。
今まで魔法を失敗するなんて、自分が手を滑らせるなんて。そんな失敗した魔法で、コドル１で編入してしまうなんて。琥珀にとっては恥でしかなかった。
手を抜くならとことん手を抜く。コドル１で入ろうとするのならば、周りの魔導士を絶望させるほどの全力で。……失敗した魔法を『素晴らしい』と持て囃されるなど、琥珀からすればとても許せることではない。
そんな悶々とした気持ちを抱えたまま歩いていれば、もう図書館は目の前だった。
大きな扉は開け放たれている。そこから覗ける室内はあまりにも広く、おそらく数ヶ月かけても蔵書を網羅することは難しいだろう。
ちらほらと見える学徒たちの姿を眺めながら琥珀は足を進める。勉強熱心なマグノシュタットの学徒は授業がなければ図書館へ集まり、自主的に学習をしている者がほとんどだった。
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名無しさん(プロフ) - 恋葉さん» ボードのほうに書き込ませて頂きました。ご確認をお願い致します。 (2019年12月7日 1時) (
レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
恋葉(プロフ) - こちらこそ、返信が遅くなってしまい、すみません…。 そこまでで大丈夫です！箇条書きで私以外の人も見ることができるのなら是非、箇条書きでお願いしたいです。私はこの作品を作る作者様が本当に素晴らしいと思います。この話をいつまでも応援させていただきますね！ (2019年12月6日 13時) (レス) id: 18327d4b2f (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - →箇条書きなどで簡潔に纏める程度、そして恋葉さんのボードに書き込む形でもよろしければ、是非書かせて頂ければと思います。 (2019年12月4日 18時) (レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - →ここまでの話というのは15.5まででよろしいでしょうか？ 後日、夢主がこうなった経緯の何から何までを作中のキャラクターに説明させる予定なので、あまり細かい描写はお約束できませんが…→ (2019年12月4日 18時) (レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 恋葉さん» 恋葉さん、はじめまして。コメントありがとうございます。それから、返信がとても遅くなってしまい申し訳ありません。 理解力が長けていないなんて、そのようなことはありません。自分でもすごく分かりづらい話を書いているなあと毎日思っています。→ (2019年12月4日 18時) (レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2019年3月11日 18時
