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シンドバッドの口調は重い。それに比例するように、アリババの表情にも焦りが出始める。
『シ、シンドバッドさんは同じ経験をした時、どうしたんですか！？』
『ああ、俺か？ 君には以前話しただろう。俺は一年間修行をしに行ったんだ……』
◇
「それが、『魔力操作の村』ってわけだ」
「マ、『魔力操作の村』！？それは一体なんだい！？」
「フッ、さすがのアラジンも聞いた事ねーだろ？それもそのはず、その『魔力操作』の村はなあ……」
「当方の少数民族『ヤンバラ』が住む村のことですよ！」
ドン、という効果音が付きそうなほどに、白龍は身を乗り出し割り込んで来る。
アリババを置いて解説までし始めた。
「彼らは魔力操作を得意とする一族で、煌帝国に立ち寄った時期があり、その時俺も指南を受けました。
でも『ヤンバラ』は流浪の民。住処を転々とし、村がどこにあるかは誰にも分かりません……」
「わからないのかい……」
「あ、ああ。だがな、村に行かずとも『ヤンバラ』たちに確実に会える場所があるんだぜ」
「それは……！？」
「それはなァ……」
「それがレームの
またもや白龍がアリババを差し置き割り込んで来る。
「『ヤンバラ』は世界各地で武者修行をしています。世界最大の格闘場であるレームには必ずいるはず！ そうだ、あそこなら検討の修行にもなりますしね！」
その説明にアラジンたちは感嘆の声を漏らした。
「そっかあ、すごいんだね」
カコン、と何かが倒れる音。
何の音だとアラジンが振り向くと、そこには数個のドミノ碑を立てては倒して行くアリババの姿が。
「あっ、アリババくん、それで？」
「……ま、そんな感じだよ……」
「……おわり？」
「おわりだよ！！！」
大海原に浮かぶ船の上、アリババの悲痛な叫びが響き渡った。
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名無しさん(プロフ) - みぞれ@絵描き同盟さん» ありがとうございます慈悲をありがとうございます 次の説明欄にて書かせて頂きます！！！！ (2019年1月15日 16時) (
レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ@絵描き同盟(プロフ) - そろそろ14巻に突入なので質問コーナーに出没してみようかと えっと、琥珀姉さんの設定において企画段階と現在で 何か変更した点はありますか？ (2019年1月15日 11時) (レス) id: 9020e988e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2019年1月3日 0時
