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降「パティシエ?」

「.........でも、それで食べて行くのはあまり現実的じゃないって分かってるから今はただお菓子作りたいだけ.........です」





ど緊張しながらフォークでクルクル食べるパスタ

とんでもない物が入ってた上着は駅の事務室を出る時に返そうとしたけど、"その制服は隠しておいた方がいいだろ"って着せられたまま


それよりなんで結局着いて来ちゃったかって?

答えは簡単
さすがに警察には逆らえないから





降「それなら作ればいいじゃないか。家のキッチンにオーブンくらいあるだろ?」

「.......使わせてくれないの。小さい頃に火傷してから料理は全般.......はい」

降「........話した事は?お菓子作りをしたいだとか」

「高校に上がる前に言った事あります.......そしたらまぁ.......医者になるのが私の為だとかどうとか.......」





いきなり明かされた身分に、私も私でキャラが安定しない

前に"お小遣い稼ぎするキャラ"で5万貰ったんだもん
今日も最初からタメ口で言っちゃったんだもん

今更敬語に戻せないけど、相手が警察じゃタメ口もおかしくて





「逆にそれでパティシエがしたいっていうのがバレたから、余計厳しくなっちゃって........レシピ本を買いたいって言っただけで説教されのでもう諦めたんで、す........」

降「そんな親でこう家に帰ってないのは大丈夫なのか?」

「学校で自習してると思ってます........」

降「.......こんな時間まで?」

「.......まぁ」

降「.......なるほど、大体の話は分かった」





こう上辺だけの話をすると、ただ少し厳しいだけの親に聞こえるかもしれない
でもこんな事言っちゃいけないと思うけど、両親は........





降「ならアルバイトをしてみないか?お菓子も作れるアルバイト」

「............え?」

降「時給はそんなに高くはないが、今の危険な稼ぎ方よりはいい。僕が保証人になろう」

「.......いや、でも........?」

降「心配するな、親にも学校にもバレない。どうだ?」





アルバイト.......?
私が?
お菓子も作れる......?

......警察の言う事なら......信じてもいい?





降「その代わり勉強もちゃんとする事、いいか?」

「うん........はい」

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2022年9月4日 19時

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