検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:10,664 hit

6 ページ6

本当によく分かんなかった

この人を引き留めたのは、状況が状況でもやっぱりやっと会えたからって事だと思う
まぁ会ってどうしたいのかは全く考えてなかったけど

こうやって二人きりでまるで尋問されてるのは、本当によく分かんなかった





「...........」

降「そんなに金が必要なのか?」

「..........」

降「何に?」

「.......何の為に聞いてんの?」





いや、確かに引き留めた私が悪いよ
でもこれもこれでおかしくない?

電車での事から話題が逸れてるのも、私が"誰にも言わないで"って言ったからだけどさ

だからって





「どうせ答えても答えなくても通報するんでしょ?5万なら返すから

降「答えても答えなくても、もし続けるつもりなら止めたい」




これは変

色々突然過ぎて私が混乱してるだけ?





「どうやって?っていうか関係ある?5万円返せば済む話でしょ?」

降「さっき後ろにいた奴がこれまで君に金を騙し取られたやつだったとしてもか?」

「えっ.......そ、そうなの........?」

降「可能性が無い話じゃない」

「なっ、本当かと思っ

降「とにかくあんな金の稼ぎ方は間違ってる。だからどうして金が必要なのか聞いてるんだ」

「.........いやだから、あんたに話したところで何も

降「何か出来るかもしれないだろ。その歳だと盲目になりがちだが大人は敵じゃないんだ。困っているなら相談した方がいい。親には?」

「...........」






........なにこれ
なんなのこれ

本当に何の為にこの人に会いたかったんだろう

なんか忙しそうにスマホ弄ってるし






「.......彼女待たせてんなら

降「夕飯は食べたか?」

「.......は?」

降「いつまでもここに居るわけにはいかないだろ。心配しなくともちゃんと奢る」

「...........」





意味分からな過ぎる
ナンパ?
こんな人なの?





降「どうする?悩みを話してみる気はあるか?」

「.........不審者にはついて行かないって教わった」

降「........確かにそうだな」





急に部屋を見渡すようにキョロキョロするし
すごい挙動不審なんだけど.......





降「その上着の内ポケットの中に手帳が入ってる。それを見て判断してくれていい」

「手帳........?」





肩に掛かりっぱなしのジャケット

でもその"手帳"が、見ちゃいけないものだった






「.........えっ........は!?」

降「どうする?」

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年9月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。