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安「今日はどうでしたか？」
「っ、えっと、あの、コナン君って子に組織について色々聞かれて..........」
袖と裾を巻くって、固く丸まった背中を流してあげる中
「組織の人で誰と会った事あるかとか、普段どうやってジンさん達と連絡を取ってたのかとか、えっと、あと.........あ、安室さんの事は何も言ってません.......！沖矢さんって人にはちゃんと何も、っ！」
安「落ち着きましょう、Aさん」
一度水流を止めて、見下ろされるくらいに低くする目線
威圧感を与えないよう、これ以上恐怖心を煽らないよう気を付けているつもりでも、やはりこうなってしまうらしい
「......っ......」
安「嘘をつかないか試しているわけではありません。ただの雑談と思って、気軽に話して下さい」
「.......は、はい.......ごめんなさい........」
彼女を予定通り迎えに行った阿笠邸では、例の少年とあの沖矢昴に車椅子を押されて出て来ながら明らかに顔色が悪化していた
原因は容易に想像出来る
まさか組織について聞かれるとは思っていなかった気持ちの不用意と、話題自体かなり繊細だという事
知らない人間相手にどこまで話していいのか、
僕の機嫌を損ねないようにするにはどう答えればいいのか
かなりプレッシャーを感じていたはず
.......そういった内容を聞かれるかもしれないと事前に忠告しておかなかった僕のミスでもある
とは言え、今更言い訳でしかないが、
せっかくの休日でせっかく僕から離れられるのに、行く前から脅すような事はしたくなかった
安「緊張しましたよね、お風呂から出たら何か甘い物を用意しましょうか。リクエストはありますか？」
なんて彼女に言っても、どんな感情よりも警戒心と恐怖心が強い今の彼女には同情などしてもらえない
「.......なんでも......大丈夫です........」
安「では、温かいものと冷たいものならどちらがいいですか？」
「.......あ、温かいもの.......が、いいです.......」
そう答えた彼女は探り探りの視線
きっとまだ、こんな単純な質問にも不正解となる回答があると恐れているんだろう
安「分かりました、では最後に一度全身流して出ましょうか。お湯出しますね」
怖がらせた罪滅ぼしのように
優しく、優しく、丁寧に
元はもう少し肉付きが良かったであろう背中を、泡が押されて流れていく
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ポニー - 怖い安室さんが大好きです！続き楽しみにしてます！ (6月16日 22時) (
レス) id: ff115e8795 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ(プロフ) - 読んでいるこっちまでドキドキしてきます、、！あまり怖いバーボンのお話に出会わなかったのですが夢主ちゃんと降谷さんのやり取りが面白くて本作品が大好きです！これからも応援してます(p*･ω･)p (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 85655890c9 (このIDを非表示/違反報告)
あ5 - 表現がすごく好きでドキドキ感がすごく伝わってきて面白いです‼︎更新楽しみにしてます(^○^) (2022年11月2日 22時) (レス) @page38 id: b2be5c4b6e (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 安室さんが怖いのは予想外だったけど、次回作楽しみにしています！頑張ってください！ (2022年10月12日 17時) (レス) @page38 id: bb7bb5003e (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは！安室さんの怖い姿にドキドキしながらも楽しく読ませていただきました(*^^*)控えめに言って凄く好みです╰(*´︶`*)╯♡続きを心から待っています！ (2022年10月11日 15時) (レス) @page38 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∂ | 作成日時：2022年8月3日 2時
