共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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あーはいはい、すごいすごい




蘭「すごーい！」

園「ハートのAが戻ってる！」

梓「ね！ね！すごいでしょ！？」

蘭「本物のマジシャンみたいです！」

園「安室さんならキッドと渡りあえちゃうかも！」





なんて冷めた目で見てもなかったマジック

そんなのポアロでずっとやってんの？
暇じゃん
もっとするべき事あるでしょ
部下を手伝ってあげるとかさ


.....梓さんも、"炎上しちゃう"とか言っちゃって

わざとなの？
わざとだって思っていい？



ってむしゃくしゃしてた目の前で気付いたら急に



バサバサバサッ





園「か、カードが....！」

蘭「ハトに....！！」





空へと飛び立ったハトにも興味が湧かない


.....はぁ......

なんなのかな....本当
バイトもあれから順調というか普通で、メガネにも二輪免許に向けての準備をしてもらってる

今の所全く後悔してない進路とバレンタインの告白


....でもこれだけの事で無性に発生するイライラを逃す様に溜息しか出なくなるの、マジで嫌





梓「あれ....？さっきの人居なくなってる....」

園「何だったんだろうね....？あの人....」

コ「多分怪盗キッドだと思うよ！」




帰ろ、もう

元々このイベントに興味があったわけでもないし、だったら家で勉強してるか、バイト行ってた方が良かったじゃん

こういう時にちょっとメガネに会いたくなっちゃうんだよね
金髪といるだけで可哀想なあの顔見ると何となく落ち着くっていうか

義理チョコどうなったかまだ聞いてなかったし


そう思ってスマホを取り出してすぐ



あー.....そう言えば今日アイドルフェス見に行くって言ってたっけ.....？

律儀に"お土産いるか？"とか聞いて来てたね確か

別に要らないって言っ




降「秘宝展、興味無いのか？」

「っ、.....そんな事言ってない」




金髪のくせにいつも気配無さすぎなのやめて欲しいんだけど




降「帰りたいって顔に書いてある」

「じゃあ帰

降「まぁそう言わずに、特別に怪盗キッドに会わせてやってもいいぞ」

「.....はあ？いやそれこそ興味無いんだけど」

降「今月いっぱいバイトへの送迎付き、どうだ」

「要らない」

降「じゃあ次の週末デートに行こう」

「っ、何言ってんの？機嫌取り？」

降「分かってるなら大人しく取られろ」

「そういうのがキモいって言ってんの！せっかく梓さん眼鏡までかけて来たんだからそばにいて

降「ちなみに風見も来るぞ、秘宝展」

「.....マジで最低」

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