共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

328 (早くハロ嫁書きたくて飛び飛びで進んでます🙇‍♀️) ページ28

ちなみに言うと、あの女子高生バンドとかなるものは中止になった

関係無いとは言え事件も目の当たりにしちゃったし、誰がボーカルやるのか問題も出て来ちゃったから

それに園子ちゃん自身がもう興味無いって


本当良かったよ
人前で演奏なんて無理、なだけじゃなくてしつこくキモい金髪を断る理由にもなってくれて

あれからしばらくは顔を合わせれば"ギター教えてあげようか"って何回も

めんどくさかったの



メガネにはね、変わらずに好かれてはないよね
出会った時より態度が良くなったのは、多分色々諦めたからだと思ってる

特にあのセロリ5kgの件の後からは、たまにしか会わないのにその度に


風『降谷さんに迷惑をかけてないだろうな？我々はあくまで善意で君の世話をしている事を忘れるな』


"頼んでないけど"って返すまでがワンセット


でもメガネと関係が最も悪化したのは実は今年の秋、ハロウィンの時なんだよね



まぁ、今はそんな事より





べ「どう？幸せになれそう？」

「......何の話」

べ「そのままの意味よ」




この人、なんでこんな話しかけて来るの
金髪はなんか一人でどっか行っちゃったし




べ「あなた、彼の事信じてないでしょ」

「......え？」

べ「迷惑かけたくないとか、彼にいつかは捨てられる、とか」

「.......何が言いたいの」

べ「あなたみたいな子、この世界で、いえ、この東京であなた一人だけだと思う？まだティーンなのに身体を売らないと生きていけない可哀想な子に、彼が今まで一度も会った事ないとでも？」




靴も靴下も履いてない足を折り曲げて、狭い後部座席の上に




べ「ただあなたに同情してるだけじゃないって事、分かってあげてもいいんじゃないかしら。離れようとなんてしないで」

「勝手な事言わないでくれる？あの男に何を言われたのか知らないけど、私は一緒にいたいとは思ってないから」




思ってるわけないでしょ




べ「そう......でも、せっかく女の子に生まれたんだからわがままに生きるのがいいと思うわ。きっと叶えてくれるから」




って言われても私は順調に免許を取りに行った

ちゃんと離れられるように

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