共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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降「2名で」

「っ、ちょっ、なんで

店「かしこまりましたー、ではドリンクバーは廊下突き当たりにございますのでご自由にどうぞー」

降「ありがとうございます」

「勝手に決めな

降「ほら行こう、2時間なんてあっという間だぞ」

「人の話を聞いて！！」





ストレス発散の為に駆け込んだカラオケ

なのに、


どうしてこの男が着いてくるのか





降「どんなのを歌うんだ？今時のJKはやっぱりジャニ◯ズかK-popあたりが

「あんたに関係無いでしょ！！一人にさせてよ！！」




こんな事でモヤモヤして気分が良く無いところを見せたくなんか無い
梓さんに対する変な感情はもうバレてるし隠せない事は分かってるんだけど、わざわざその張本人に"気にすんな"とか言われたくもない

どうせ私はただの汚いガキ

愛嬌があって仕事も出来る社会人女と戦うつもりも無ければ、はなから金髪をどうこうしたい事もないのは何度も言ってる話

だからさ





降「カラオケの部屋ってこんなに狭いのか」




ただひっそりしてたいだけで、




降「どうする？先歌うか？」




別に察して欲しいとか、気付いて欲しいとか、そういうのは




降「それとも話がしたい？」

「.......話す事なんて無い」

降「梓さん、確かに今日はやけに

「だから話したくはないって

降「内心うざったいと思ってるよ」

「....は....？」

降「炎上するとか、一緒にいるところを見られたらデートだと思われるとか、いちいち"気にし過ぎですよ"って笑うのも面倒でね」

「......じゃあ私も面倒なんだ、同じような事言ってるし」

降「まさか、デートに誘ってるのは俺の方だぞ」

「........そんな笑いながら言わないでくれる？本当にキモくて吐きそうなんだけど」

降「最近はやけに風見と仲が良いみたいだし、バイトの訳も話してくれないじゃないか。まさか風見と二人でデートしたりしてないだろうな？」

「あんたのデートの定義おかしいでしょ」

降「つまり少なくとも二人で会ってはいるのか......どうしたものか......」

「どうもこうも無いから！！あんなおじさんと二人で会ったところで何があるって言うの！？」

降「風見とじゃ一つしか変わらないんだがな.....それとも、ギリギリ20代なら許容範囲なのか？」




ってニコニコニコニコ、マイクを差し出しながら

もう.....


なんなの！！？？


梓さんのと同じ話題なのに、こっちが自意識過剰になっちゃいそうな反応と扱いの差

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