共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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「あっ」




何故か目を覚まして、まず聞こえたのはそんな感情も無さそうな声だった





風「......へ？」

降「全く、俺は構わないが風見はおもちゃじゃないんだぞ」

「構わないならいいでしょ、それにどうせファンデするんだし」





自分の体勢が低いのか
目の前の少女はしゃがんでいて、その背後に腕を組みこちらを見下しているのは我らが上司


ここはどこだ.....？
自分は寝ていた.....？
なぜ？




風「......な、何事.....ですか？」

降「本当に、それでよく公安が務まるな。眠らされたのにも気付かなければ、今外で"風見裕也"が闊歩しているのも知らないとは」

風「は、はい？」

「怪盗キッド、あんたターゲットにされたの。おかげでわざわざファンデ買いに行かされたんだから。自分の肌の色なら自分で買ってくればいいのに」

降「そういったものは女性の方がよく知っていて手間取らないだろ？あの場にいたのはお前かポアロの榎本梓。間違っても後者は選べないからな」

「......自意識過剰過ぎ、そういうのがキモいって言ってんの！」

風「ぅわっ！？」

「目瞑ってて！」





ってな勢いで突然何かと思えば、あまりにも雑に塗られたファンデーション

パンパンパンパン思いきり顔を叩かれながら見ていたのは、"随分黒いな"と呟く上司の声が少女に無視される暗闇


一体何がなんなんだか
全く分からないまま、次目を開いた時にはこんがり焼けた肌色になっていた自分が鏡の中に現れ

その背後で上司が急に脱ぎ始めると






「今日！マジで！！キモ過ぎ！！！」





大声で少女が出て行ってしまった現状





降「と言われないようにもっと鍛えた方がいいのか？」

風「......？」

降「いや、今時の若い子はマッチョ過ぎるのは好まないと聞いたな。あの子はどうだと思う？」

風「......はい？」





とりあえず上司が楽しそうなのは分かったが、何故自分は黒く塗られたのかまず説明して下さい





・
　




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キ「おいおいおい！！何なんだよ！！あいつ！！」

コ「だから公安だって、知ってんだろ？」

キ「ちがっ、あの女の方だよ！！」




風見刑事を安室さんに変装させて、本物の安室さんはキッド捕獲に向かう作戦

.....が終わってから数分後、キッドが俺の目に前に居るって事は失敗なんだろうけど




コ「はあ？女？」

キ「そうだよ！オメーあんな奴がいるなら先に教えろよ！！速攻で変装バレたんだぞ！！」

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