共犯者に恋をしてはいけません2【安室透/降谷零】

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で、昨日の話をそのまますると
簡単だからとか言う理由で本当に始まった暑苦しい鍋
何やってんだろとは思いながらも恐る恐る箸を伸ばして



『あんたさ、自分でモテるとか言ってたのに彼女できないの？』

降『モテるかどうかと恋人は関係無いだろ』

『...実はあのメガネが好きとか』

降『やめろ、そういう趣味は無いぞ』



なんでこんな男好きになったかな...
まだ17だけど人生最大のミスだと思う
頭おかしいし、
それを知らないで顔だけで入り込んでる敵も多いし、
そもそも本名も職もバレちゃいけないとか完全にヤバい人だし、
好きになったところで良い事なんて一つも無い

強いて言えば、刑務所入りたくなったらいつでも頼めそうなくらい？
いっそ、いつでも逮捕され得るドキドキを勘違いしちゃってるだけなんだと思いたい



降『それで、どう惚れさせてくれるつもりなんだ？』

『っ、ゴホッ



マジでこの男こそクスリとかやってんじゃないの
これで警察官なのが尚更ヤバいし



『知らないよ、"身体で"とか言えば良いの？』

降『泊まりたいなら布団を出してくるが』

『なっ、はあ！？』

降『どうしてもと言うなら同じ布団に入っても良いが、狭いから蹴飛ばされても文句は無しだぞ。寝相は保証できな

『帰るに決まってんでしょ！？馬鹿なの！？』



カフェにわざわざ来る"安室さんファン"のJK達は、この金髪の本性を知るべきだと思う

そしたら誰か私を止められたはず
...結局泊まってしまった私を

あくまで犬が可愛かったから
そう
金髪がどうって訳じゃない
犬ね犬

本当に女物が無いお風呂での気を紛らわす為に犬を連れ込んで入って、
金髪と二人だけ同じ匂いになるのは嫌だから犬にも使おうと思ったけど、人間用の物はダメだとかなったら怖いからやめて、
タオルも借りたくなかったから元々着てた服をビショビショにしながら出たら、"斬新な誘惑の仕方だな"って結局バスタオル被せられて、
"臭くは無いと思うがどうだ"って渡されたのはブカブカのスウェットで、
"先に寝ていい"と言われても、濡れた明るい髪と青い目がパソコンの光に照らされたお風呂上がりの男が隣にいたら絶対無理
だから間に犬を挟んだ

なのにあろう事か、いつの間にか寝てた証拠に話し声で目を覚ましたら


バ『...はい、...はい、分かりました』


って言いながらも、立てた人差し指を口元に当てたポーズをこっちに向ける、布団から上半身だけ起こした裸の男がいた

誰か史上最悪のお泊まり認定しといて

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