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ちなみに、動物もどきとは魔法使いが自由自在に自分の意思で動物に変身する能力で、魔法使いならば誰でも習得できる可能性がある能力のことだ。
それくらいは、Aも母から聞いていて知っていた。
が、逆に言うと、それしか知らなかった。
今日、マクゴナガル先生は、その動物もどきになるためにはどのような手順を踏めばよいのか、Aに質問をした。だが、答えられなかった。
基礎をすっ飛ばして5年生から習い始めたAの立場ではわからなくて当然と言えば当然だったのに、先生はそんなことお構いもなく、こうして宿題を出してきた──というわけだ。
初対面の先輩なのに、Aは、なぜこれらを読まなければいけない羽目になったのか、ついつい経緯を話してしまった。一見取っつきにくそうな見た目と違って、思いのほか喋りやすい人だからかもしれない。
ウォヌは苦笑した。
「へぇ、相変わらずあの先生厳しいね。転入生にこの仕打ち…ㅋㅋ」
『そうなんですよ…本を読むのは嫌いじゃないけど、来週までにこれだけ読めると思います？鬼じゃないですか、この量』
「確かに」
『ただでさえ毎日宿題の山なのに…更に一人だけテストなんて』
溜息と共に零したAに、ウォヌは少し思案顔になって言った。
「…俺が、テスト勉強みてあげようか？」
『えっ』
びっくりして聞き返したAに、ウォヌは更に続ける。
「俺、この科目得意だよ。マクゴナガル先生が出しそうな問題とか、大体予想つくし」
『えまじですか…で、でも、せんぱい、…も、忙しいんじゃ？、』
「ははっ、へーき。日頃ちゃんと勉強してるから」
恐る恐る尋ねたものの、ははっと笑われ(何がおかしいのかAにはわからなかった)、Aは目をパチパチさせてウォヌを見た。初対面なのに、なんでこんなに親切なんだろう…。
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七瀬(プロフ) - あわさん» うわ〜ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです〜！！また遊びに来てくださいね。 (11月23日 13時) (
レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - 私が求めてたのはこれだったんだ (11月11日 23時) (レス) @page7 id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - 翡翠さん» 良い意味に解釈していいのかわからないものの…見つけてくださってありがとうございます！ (11月11日 22時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - とんでもねえ作品見つけた (11月6日 0時) (レス) @page5 id: ffb83b80cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬 | 作成日時：2023年11月5日 21時
