検索窓
今日:37 hit、昨日:50 hit、合計:410,556 hit

我慢しないで 2019(ALL) ページ41

<A side>


次のカムバに向けて新曲のMV撮り。
個人撮影を終えて帰宅した辺りからなんだか身体が重い。おなか痛い。


『うぅ・・・・・』


とりあえず共同スペースのリビングのソファで横になったけど、ますます動けなくなってきた。

これは月1のアレが来ましたね・・・・。





JS「あれ、Aいたの」


うっすら目を開けると、キッチンでコーヒーメーカーを操作してるシュアオッパの声。

同じく退勤して来たんだろう、爽やかな笑顔。


JS「Aも飲む?」

『いらない・・・・』


力なくそう答えたら、淹れたばかりのコーヒーカップをテーブルに置いて、私の目の前にしゃがみ込むオッパ。

心配そうに揺れる瞳と目が合う。


JS「・・・・具合悪い?」

『うん、』

JS「どこが痛い?吐き気は?」

『おなか・・・・でもだいじょうぶ、』


オッパの手がそっとおでこに触れる。


JS「熱はないね」


おでこ全体を覆うオッパの手のひら。
そのまま優しく頭を撫でてくれるのが気持ち良くて、また目をつむる。

これだけずっと一緒に生活していても、生理ですとはなんとなく言いにくくてそのまま黙っていると。

ややしばらくしてからまた問いかけられる。


JS「薬飲んだ?」

『さっき飲んだ・・・・から、もうちょっとしたら効いて来る。だから大丈夫』

JS「そっか」


なんかもう察してくれたっぽい?

ちょっとだけ目を細めて笑ったけど、


JS「ていうかなんでそんな薄着なの。風邪引くでしょ」


まったくもう、とかぶつぶつ言いながら、クーラーのリモコンをピッピッと押して温度を上げてる。

だって、さっきまで暑かったから、上はタンクトップしか着てなかったよオッパ・・・・・


JS「とりあえずこれ着てな。今なにか掛けるもの持ってくる」


そう言って、Tシャツの上に羽織ってた半袖シャツを脱いで、身体に掛けてくれた。
やぁ、ジェントルマン過ぎる・・・・。

掛けてくれたシャツからオッパの香水の匂いがふんわり香って、キュンとする。



オッパの姿が見えなくなって、また静かになったリビング。

脚を曲げて猫みたいに丸くなり、ソファで横になったまま、薬が効いて来るのを待つ。


いつもはこんなに酷くないんだけど、たまに来る重い生理痛・・・・

やだな。

オッパ達に迷惑掛けたくないな。

シャツをちょこっとだけ握り締めて、おなかの上に掛けたまま、またウトウト。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (235 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1036人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , ウォヌ , 紅一点   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

七瀬(プロフ) - 優さん» ご指摘ありがとうございます!初心者なもので気づきませんでした・・・・直しました。 (2022年7月3日 20時) (レス) id: 37daf36b77 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 失礼します。この作品はオリ/ジナル作品になっているようですので、オリジナ/ルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月3日 15時) (レス) @page2 id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:七瀬 | 作成日時:2022年7月3日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。