96line。 2019(HS・WN・WZ) ページ25
<WZ side>
『ジフナ〜! あ、やっぱりここにいた』
そう言いながら俺の作業室にやって来たA。
手には某有名コーヒーショップのカップ。
黒のキャップを被ったままひょっこりドアから顔をのぞかせて、ニカッと笑う。
『みんな宿舎出払っちゃって暇だから遊びに来た。これ差し入れ』
PC机に向かって椅子に座ったままの俺にすたすた歩いて近づいて来ると、ハイ、と白い手を突き出す。
WZ「んー、ありがとう」
ちょうど喉が渇いてたからありがたく受け取り、カランと氷を鳴らしてそのアイスコーヒーをストローで啜る。
今日はオフで、メンバー達はそれぞれ好きなように別行動をしていて。
俺はいつものようにここに来たわけだけど、こうしてたまにAも顔を出しに来る。
と言っても作業に口を出したりする事はなく、特別何をするんでもなく、俺が話しかけない限り黙って背後にあるソファで寝たり、スマホをいじってたりするだけだけど。
その間は特に会話があるわけでもなく、PCから繰り出される機械音が流れているだけ。
俺は作業してるからいいとして・・・・以前、ただそこにいて退屈しないのか訊いた事がある。
そしたら、
「ジフニといると落ち着くから」
とさらっと言われて、悪い気はしなかった。ハハ。
それを思い出して、自然と緩む口角を片手で擦る。
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七瀬(プロフ) - 優さん» ご指摘ありがとうございます!初心者なもので気づきませんでした・・・・直しました。 (2022年7月3日 20時) (レス) id: 37daf36b77 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品はオリ/ジナル作品になっているようですので、オリジナ/ルのタグを外していただくようお願いします。 (2022年7月3日 15時) (レス) @page2 id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2022年7月3日 14時