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93話 ページ43

トド松sind

あいつはやっぱり押しに弱かった。

証言台を降りて、手錠に繋がれたカラ松は警察に引っ張られるまま部屋を出ていった。

返してやりたかったけど、”何も口を挟むな”と悲しい顔で言われたら何も言えねーよ。

あと、聞いていたから。

”あの子を返すなんて危険だわ”

”有罪じゃなかったら許さない”

”有罪で当たり前”

”無罪にする理由があるなんて言われたら信じられない”

という、ヒソヒソ話を。

カラ松はソレを浴びさせられて、絶対怖かっただろうに。

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作者名：星野夜空＆紅夜の黒猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/  
作成日時：2020年3月19日 9時

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