【フ.ィッシャーズ】隣の部屋の人気者 (ページ7)

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『どうも！元気してますか？杠です！』

何の特徴もない挨拶、だが普段より声色は明るく笑顔に。第一印象大事！

『突然ですけど皆様、新学期始まりましたか？

私の学校は今日から始まりました！今年で私もラストJKですよー、』

わかりやすい前フリを入れてから本題に入る。

『クラス変えがあり仲良い子と離れた！喋れる人がクラスに居ない！

そんな方々の為に今日は…クラスに馴染める方法、友達の作り方を紹介したいと思うんですが…

私、そんなの知らないので…自分で調べて下さい』

と分かりやすく苦笑いを浮かべ自虐を入れる、

『では、今日も変わらず勉強して行きますよ！』

そんな感じで今回は新学期関係なく英単語の覚え方を動画にした。

無事撮影を終え編集に取りかかる。

今日は噛みまくったので撮影が長引いてしまった。その為編集のカットが大変で編集が終われば8時近くになっていた。

私は毎日20時半投稿。

学生やりながらだと大変だったりするけど、私の動画を見て成績上がっただとか志望校受かっただとか話しを聞くと辞められない…それに楽しくて仕方がないのだ、

夕食を適当に済ませ、お風呂に入る。

お風呂はしっかり浸かりたい派の私は最長一時間ほどお風呂に入っている。

お風呂から上がればストレッチをし、明日の支度をし適当に過ごす。

ベッドに横になりながらスマホをいじる。

『ん？嘘、誤字してる…』

上げた動画を確認してたら盛大に誤字をしている、

急いで動画を作り直しあげ直すとみるみる再生数が延び「さっきの誤字笑ったw」だとか「編集お疲れ様～！」とコメントが来る

その後また適当に過ごし時計に目をやるといつの間にか11時近くに…

『うわっ。寝よ…』

そう思い電気を消して布団に入ったものの物音が煩く寝られない…

＊

寝ようと思ってから約30分たったが物音が静まる事は無かった…

明日も学校なのに…

何故か苛ついてる私はつい手をグーにして壁をドンドンっとしてしまった…

そうすると物音は無くなり静かに…

そう言えば隣の部屋って…

壁ドンをしてから思い出す。顔を合わせた事は数回しかないが、確かあの人だ…

そう思うと申し訳なくて次は違う事で寝れなくなってしまった…