カーネーション【爆豪勝己】 (ページ24)

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変化ページ24

Aの腕を離した爆豪は掌から爆発を起こす。

「クソが！！朝からうっせーんだよ！！！」

朝からうるさいのはどっちだろうと考えながらAは2人を見た。
いきなり怒り出した爆豪はもう誰にも止められない。

切島が落ち着け、と爆豪を抑えるものの鬼の顔をした爆豪を止められない。
1人では爆豪を止められないとふんだ切島は近くに居た瀬呂や上鳴も助っ人に呼んだ。
爆豪の動きは3人によって止まったが暴言がすごい。

峰田も負けじと劣らず爆豪に歯向かうもやはり爆豪の口の悪さには勝てず、チッと舌打ちをして自分の席へと戻っていった。

「タイツ越しのパンツ…くそ！あと少しで見えたのに……だが瞬矢のスカートは短い。チャンスはいつでもある。」

峰田の呟きを聞いてなかったAは、イライラしてしまった爆豪を置いて、訳が分からないまま自分の席へと戻った。

一方で、後ろの席から一部始終を間近で見ていた緑谷は信じられないものを見てしまったと思った。

Aがしゃがんでいた時、峰田がスカートの中を覗くようにガン見していた為、またしゃがもうとしたAに緑谷はそれとなくAに伝えようと思っていたのだ。
そして、しゃがもうとしたAの腕を掴んだ爆豪。

「(かっちゃんが、あのかっちゃんが、瞬矢さんを守った…？)」

それは峰田という変態からAのパンツを見させないように爆豪が守った様にしか見えなかった。

今までずっと偉そうで俺様な幼馴染の、誰かを守る姿を緑谷は初めて見たのだった。