コスチューム ページ13
「わーたーしーがー！！」
「普通にドアから来た！！！！」
座学で終わってしまった午前中の授業に物足りなさを感じてしまっていたAクラス一同。
そんな中、午後の授業はヒーロー基礎学という、なんともそそられる科目なので一同そわそわしていた。
すさまじい声量と共に教室にやって来たオールマイトに一同感激した。
「戦闘訓練をやる！！！」
戦闘訓練、いかにもヒーローがらしい訓練にAもワクワクした。
ワクワクしたなんて、相澤に知られたらまた除籍処分に〜、なんて言われかねないがどうしても胸が熱くなってしまう。
そしてあらかじめ入学前に送っておいた、個性届けと要望に沿ってあつらってもらった戦闘服(コスチューム)を渡されてしまったら、興奮するしかない。
更衣室で着替えているとAは隣から視線を感じた。
「…ん？」
視線の先にはこちらをじっと見つめる耳郎。
「耳郎ちゃん？」
何も言わずにじっと見られるのでAはたまらず聞く。
目線の先をよく見るとそこはAの胸元。
丁度コスチュームに着替える為、下着姿になっているところだった。
「…え？えっ！？？な、何か変！？？」
さすがに見つめられると恥ずかしい。
胸を隠す様に両手で覆う。
「Aって着痩せするタイプ？」
そう言って耳郎は自分の胸とAの胸を見比べた。発育の暴力…と小さい声で呟いていた。
「自分ではよく分からないけど中学の時、一気に大きくなったんだよね。」
「なんか秘訣でもあるの？」
やけに食いつきがいい耳郎。
うーん、と考えた後Aはニヤリ、と笑った。
「男の人に揉んで貰えば大きくなるって言うよね。」
「！！！」
Aの言葉に一気に顔を赤くした耳郎は自身の耳のプラグでAの頭をスパーンと叩いた。
ーーーーー
コスチュームに着替えた一同はグラウンドβに集まった。
ちなみにAの格好はというと、黒いジャケットに下はスカート(中は見えてもいいようにショートパンツ履いてる)。
スカートに隠れて見えない位置の太腿にはガーターリングが付いている。
個性上、武器を瞬間移動させる事ができるのでガーターリングやジャケットの裏側には暗器なるものが付いている。
「(みんなかっこいい…。)」
ーーーーーーーーーーー
補足です。
Aのコスチュームはとある科学の超電磁砲の白井黒子ちゃんをもとに考えています。
個性も彼女と一緒です。(真似です)
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作者名：nanase | 作成日時：2020年10月6日 23時
