2 ページ2
そりゃ毎朝早起きですから。
寝たいですよもちろん。
そう思いながら今日のスケジュールを頭の中で反芻する。
マネージャー、というか助っ人？の仕事にももう慣れて、
だんだん役に立ってる実感もわいてきたし、
なんだか、すごく楽しいというのがホンネでもあるけどね。
「あと一週間でマネージャーも終わりかぁ」
『だねー、早いねぇ』
同じことをユリも思ってたらしくて、
私はユリの言葉に同意する。
「え？A先輩とユリ先輩ってマネさんじゃないんすか？」
そこに、何も知らない堂安君。
えーなにそれ、いなくなっちゃうんすかぁ、とふてくされている。
「もともとマネージャーは別にいるんだけど、都合つかなくて急遽助っ人として来てもらったの」
って南野先輩先輩が説明すると、
「えーー」
と不満そうな堂安君。
え、そんなに？
そう思いながらご飯を黙々と食べる私だけど、ふと隣から
「Aいなくなんの寂しいな」
って、三笘君のすっごい小さな声が聞こえて。
『ふがっ』
えーまっていろいろ指摘したいところはあるんだけど。
呼び捨てされたこと、寂しい発言、気づいたら隣に座ってること。
混乱してむせてる私を見て、
「え、大丈夫？Aちゃん」
ってさりげなく背中さすってくれる三笘君。
うん、ありがたいけどあなたのせいですよ！って、言えるはずもなく。
ってか、呼び捨てじゃなくなってるし。
ほっとした感覚と、一方でまだなぜかドキドキしている胸の鼓動に戸惑っていると、
少し離れたとこでニヤニヤしてる田中君。
え？何？幼馴染で通じ合っちゃってる感じ？
そう思いながらムキになって目玉焼きを口に突っ込んだ時。
「え？愛理ちゃん？どうした？」
ユリの慌てた声が耳に入って逆サイドの隣を見ると、
愛理ちゃんがいきなり泣き出したのが見えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷ(プロフ) - 友達申請させていただきました(＞人＜;) (2月11日 22時) (
レス) id: 118ccda15b (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - 友達申請させて頂きました！ (2023年3月30日 11時) (レス) id: 01b213b4ef (このIDを非表示/違反報告)
なな - 移行お疲れさまです！今回もとっても楽しみにしてます(*^^*) (2023年1月5日 0時) (レス) @page5 id: 7724291712 (このIDを非表示/違反報告)
Uren - コメント失礼します!一作目のほうから読んで､凄く面白くて一気に読んでしまいました(≧∀≦)ドキドキの展開で､続きがとても楽しみです!!応援してます!! (2023年1月4日 23時) (レス) @page5 id: 963ddc828a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nanase | 作成日時：2023年1月4日 18時
