第6話 ページ7
.
『え？』
「私たち、個性の相性抜群なんです！」
「あっ、私、トガヒミコです！血を使ってその子になれるんですよ。私たち仲良くなれますよ！」
ね？と可愛い笑みのトガヒミコ、という子。
路地裏に座り、スマホでゲームをしていると知らぬ間に彼女は私の前に立っていた。
勝手に友達になろうとして、なんだこの人。
『何がしたいの？』
「仲良くしてください！敵連合、知ってますか？私、そこに居るんです。案内したいです！！」
『……ああ、敵』
仲良くする義理も無いが、彼女に関われば厄介な事が起きるだろうというのは安易に想像出来た。
とはいえ彼女もきっと強い。
警戒しながら、私は口を開く。
『悪いけど、やめとくよ』
『生憎、ヒーローと仲が良くてね』
さっさと諦めてくれればいいのだが、そうともいかず、彼女は私に飛びかかった。
それを避ける私に、トガヒミコは唇を尖らせる。
「弔くんに持ってこいって言われたんで！」
「仲良くして欲しいのは本音なんです、でもまず弔くんの元に行ってもらいたく、て！」
『……それは、嫌かな』
「っ…！！」
孤独は、自分だけを高めてくれる。
彼女を失血させるのもなんとなく気が引けるので、体術で彼女を気絶させておいた。
私は本当に才能があると思う。自画自賛だが。
それにしても。
『……敵、ねぇ』
今度は敵連合にマークされているらしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ななせ(プロフ) - 餅さん» 個性に準じた苗字を付けますので、たまたま被ってしまったのかもしれません…！困惑させてしまい申し訳ございません、ご丁寧にご指摘ありがとうございました…！！以後気をつけます！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: ce2243e330 (このIDを非表示/違反報告)
餅 - ご説明ありがとうございます。ななせ様の小説は陰ながらではありますがいつも愛読させてもらっているので…！苗字が同じだったり、設定等が似ていたためご指摘をさせて頂きました。不愉快に思われてしまったら申し訳ないです！！ (2021年9月13日 11時) (レス) id: e07d7bae81 (このIDを非表示/違反報告)
なごみ！！(プロフ) - 餅さん» 個性が同じなのは占いツクールでなんのもありますよ……？ (2021年9月13日 0時) (レス) id: 4a9a3d7639 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 餅さん» 作品探して拝読しました。わらび餅さんの場合自身のみの血液を扱うようですが、こちらは血液という概念を操るので、そもそもが違うかと…。 (2021年9月12日 22時) (レス) id: ce2243e330 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 餅さん» えっ！！？！ほんとですか！！？！すみません、小説の名前を伺ってもよろしいでしょうか…？？ (2021年9月12日 21時) (レス) id: ce2243e330 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
