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大倉side
安「大倉誰とLINEしてんのー？」
楽屋での待ち時間に、マルが隣に座ってきた。
丸「え！女性やん！」
「ええやんけ別に 笑」
渋「大倉もう女捕まえたんか。」
「そんなんちゃうって 笑」
丸「顔にやけてんぞー見せなさいー！」
いきなりスマホを奪ってきて履歴を見始めた。めんどくさいことなるって、やめろや。
「ちょ、マルやめろって！」
丸「え！今日ご飯行く約束してるやん！」
渋「もう捕まえてもうてるやん！」
「ちがうってそんなんちゃうって！！」
さっきから亮ちゃんの視線が痛い。
ほんまは違くなんかない。そういう前提でご飯誘ってん。おれから。
このまんまAのこと好きになっても、辛いだけやんか。
様子見って一瞬思ったけど、このまんまやったらどんどん気持ち大きくなるだけやし、A以上の子見つけたらそっちに気持ち行くかもわからん。
丸「明日話聞かしてやー。」
上手く行けばな。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あー疲れた。
帰ってきてソファに倒れ込んだ。
顔も可愛いし愛想も良かったのになぁ。
けど、やっぱりおれってすごい幼馴染持ってんねんな。
正直顔は確かに今日の子も可愛かったけどAの方が綺麗。
芸能人やっぱすげぇわ。
愛想もAかっていいし。
なんでこんなきつい思いさせてる張本人を、心ん中でべた褒めせなあかんねやろ。
むっちゃ腹立つ。
今日の子からLINEが来てスマホの画面が点く。
××月○○日。
明日からA大阪か。
なんか……
なんか嫌な感じする。
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作者名：れさ | 作成日時：2018年9月29日 22時
