4 ページ4
錦戸side
倉「なんやねんマル！！笑」
今日も楽屋は賑やかで、ずっと誰かが笑ってる。
普段は俺も参加するけど今日はなんとなーく
携帯いじってみたり、
つくえにおいてる雑誌よんでみたり。
盛り上がる気分でもないねんなー。
安「あ！そうやそうや、忘れてた」
安「今日誰かご飯行ける人おらへん？
約束キャンセルになってもうてさー。」
村「すまんおれまだこのあと仕事あんねん。」
倉「俺も先約あるわ。」
渋「なに、彼女か？」
横「撮られんように気いつけやー」
一瞬大倉とバチッと目が合った。
知ってんの俺だけなんや。多分。
倉「いや、それがさぁ、」
めっちゃいいづらそうな顔してる。
全部言うんかな。Aのこと好きかもしれへんとか。
そしたらみんな応援するんかな。するやろな。
みんなもおれみたいにわかってたと思うし。
みんなにとってAは仲間みたいなもんやし。
……俺もあいつのことは仲間やと思ってるよ。
ずっとこうなったら応援するって思ってたし。
倉「彼女とは別れた。」
みんな、ええ！とか言って驚いてる。
そらそうや。この前まであんな仲良かったのに。
倉「色々あってん。」
なんにも言わんつもりかな。あん時はお酒入ってたしな。
渋「色々ってなんだよ。」
すばるくんのなまった標準語。
問いただすんかな。問いただしたら大倉も全部言うんかな。
倉「それは追々で。笑」
言わへんねや。
なんか安心する反面、何を安心しとんねんっていう変な罪悪感もある。
あー疲れる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れさ | 作成日時：2018年9月29日 22時
