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大倉side
二人とも食べ終わって、話をしながらタイミングを見計らってる。
今かな、と思ったら他の話になってしまったり、あやちゃんがトイレ言ってしまったり。
けど、ついにタイミングがきた。話が一旦途切れた。
よし、「俺、あやちゃんに言わなあかんことあんねんけど、」やで！
……ええんかな、言ってもうて。
言ったら後戻りは出来なくなる。
いや、もうここまで来たら遅い。既に手遅れやんな。
「おれ＿＿」
あや「私、」
あや「私大倉さんに言わなきゃ行けないことがあるんです。」
こんなん30年も生きてたら、っていうか学生でもわかる。
告白される。
顔赤くして、照れながら何か言おうとしてる。
あかん。
もう後戻り出来へん。言われたら全部決まってしまう。
というか女に言わせたあかんやろ。
やばい、やばいやばい……
あや「私＿＿」
「待って！」
「俺も言わなあかんことあんねん。」
なんでこう言う時に浮かぶのが、あいつの顔なんかな。
しかも最近のやつじゃなくて、ちょっと前の、ホンマに楽しそうなA。
「俺もあやちゃんに言わなあかんことあるから待って。」
けど、もうさいならや。
「俺、あやちゃんのことがす＿＿」
〜♪
俺や。お尻のポケットから振動がつたわってくる。
なんでマナーモードせえへんねん俺！なにしてんねん。
「ホンマごめん。」
急いで切ろうと画面を見ると、
【岡崎さん】
なんで？1回ドラマで共演して交換はしたけどメールも電話もしたことないのに。
＿＿そういえば、A今日岡崎さんと飲む？とか言ってた。
なんかあったん？倒れた？どういうことなん？
あや「あの、出て、大丈夫ですよ。」
めっちゃええ子やん。俺もほんまはここで、大丈夫って言って切らなあかんのに。
「ごめん、ありがとう。」
ケータイを耳に当ててしまった。
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作者名：れさ | 作成日時：2018年9月29日 22時
