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依頼は朝方とのことだ
とある闇取引のために現在使用されていない廃ビルにターゲットがくるらしい
「ふぁ〜、まだ一睡もしてねぇや」
だが裏社会に生きる人間にとって2徹、3徹、4徹なんて日常茶飯事、今更睡眠不足が原因で依頼が失敗するわけがない
◯◯街▷▷丁目の廃ビル…“アイツ“が近いな
「今は…1時か〜、依頼まで時間あるな、よし!武器のお手入れしよう!綺麗にスパッと切れるようにしないとね〜」
ーーーーーーー
約束の時刻だ
「七瀬さん、そろそろヤツらがビルに入ります」
耳につけた小さい機械から依頼人の声が聞こえた
ちなみにこの依頼は瑠璃1人でこなすつもりだったのだが依頼人が「僕にも手伝わせてください」と引き下がらなかったのでこういった形でサポートしてもらっている
「どうします?すぐに殺してもいいですけど…苦しませた方がいいですか?貴方の依頼です、お好きな方をお選びください」
”悪いことをすると自分に帰ってくるぞ“
本当にその通りだ
あくまで俺は殺すだけ、依頼を出すのも殺意を抱くのも俺の仕事ではない
これは
「…全部で7人いるはずです…そのうち6人はひと思いに殺してください…だけど…あの1人だけは…主犯格の男だけは地獄をみせた後で…殺してください……!!」
顔は見えないけど声で分かる
燃えている…剥き出しの殺意だ
「えぇ…貴方ならそう言うと思いましたよ」
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カメレオン(プロフ) - 派生作品ありがとうございます。とても面白いです続きが気になります……更新頑張って下さい…! (2021年12月31日 13時) (レス) @page1 id: 2d4ca43412 (このIDを非表示/違反報告)
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