12 ※ちょっっっとグロいかもです ページ11
瑠璃は4つのナイフを取り出し、男の右の手のひら、左の手のひら、右太もも、左太ももに突き立て床に固定した
「あ”ぁぁぁ!!!」
「シー、静かに…俺の質問に答えろ」
予想していなかった強烈な痛みに脂汗を浮かべている
「小山優助は覚えているか」
小山優助…それは依頼人の父親の名前だ
「ハァ…?小山?そんなヤツ知らねぇよ!」
「分かったじゃあ聞き方を変えよう…3年前にお前らが押し入った宝石商のことは覚えているか」
事前情報収集でコイツらが押し入った宝石商は依頼人の親が営んでいた所だけだということは分かっている
しかも盗んだ宝石を売ってかなりの額を手に入れていたということも
「お、思い出した…!まさか、あのジジイの命令か!生きてやがったのか…!」
「何言ってんだお前、死んでるよ、小山優助はとっくにな、”お前たちが殺したんだ”」
瑠璃がわざとそう言うと
「違う…違うんだ、殺そうとした分けじゃないんだ、あのジジイが抵抗するから仕方なく…大人しくさせようとしただけで」
とうわごとを呟き始めた
まるでいつのかの瑠璃のように
「これで終わりじゃねぇぞ〜」
上着の内側についたポケットから何やら怪しげな注射器を取り出しながら喋っている
「あんま乗り気じゃないんだけど…これ刺せって依頼されちゃったからね〜」
注射器を軽く弾くと先端から少し中の液体が出てくる
「ほら、お前らの大嫌いな地獄だ」
プスリと首筋に打ち込む
するときっかり15秒後、男のうわごとは止まり涎を垂らしながら虚空を見つめはじめた
この薬は依頼人が作ったそうで効果としては[強い幻覚・強い幻聴・全身の腫れ・約15分で死に至らしめる]という物があるそうだ
「身体的な痛みじゃなくて、精神的な痛みか…悪趣味ですね〜依頼人さん」
瑠璃が振り返るとそこには白衣を纏った男性が立っていた
「七瀬さん…ありがとうございます…これでやっと…」
「報酬分の仕事をしたまでです」
会話をしながらも依頼人はターゲットの男の方に近づいていく
「観察ですか?」
「えぇ、まぁ、見てください、この男のこの顔…なんとも滑稽ですよねぇ」
そこには先程からさらに酷いくなった顔の男がいた
一方で瑠璃はというと、先程殺害した女の両腕を切り取っている
「よし…、では俺は帰ります」
「あぁ、はい、本当にありがとうございました…!」
そうしてまた、一日が始まる
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カメレオン(プロフ) - 派生作品ありがとうございます。とても面白いです続きが気になります……更新頑張って下さい…! (2021年12月31日 13時) (レス) @page1 id: 2d4ca43412 (このIDを非表示/違反報告)
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