ナナちゃんの困惑 (ページ30)

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答え合わせページ30

나 재민

『あ、ナナに言うことある』

JM『何！？！？なんでも言って！』

俺が悪いのに何故かほとんど何もせずに許してくれたA。

『ん、この鍵。屋上のだから先行ってて。待ってろよ。』

JM『？？うんけどAは？』

『後で行く。』

JM『分かった』

JM『始めてきた…』

屋上に出れば風通りが良くてグラウンドで文化祭準備をする人だかりが見える

『お待たせナジェミン』

JM『ん〜待ってない…よ…』

『その反応、中学の時も欲しかった』

女子の制服で長髪、化粧もして。

『可愛い？ ㅎ 』

JM『……かわ、、いい……////』

『ん〜やっとか〜 ㅎ 』

JM『やっと？？？？』

『さぁさぁ、ナナよ、答え合わせをしようや。』

JM『？？？？なんの？』

何かから開放されたみたいに晴れた顔のAに連れられてベンチに座る

『何から話そうかなぁ〜、って思ってたんだけどさ。まず、ナナ、騙してごめんね』

JM『性別のこと？』

『そこは騙した覚えはない。』

JM『じゃあ何？』

『順を追って説明するよ。』

＿＿＿中学

『ナナおはよう』

この日はハロウィンだった。

JM『あ、おはよA』

『ハロウィンだよね。仮装持ってきた？』

JM『勿論。ナナはドラキュラ〜』

私は紙袋の中に仮装が入っていた。
前もって学ランが着たいと頼んできていた仲良い後輩に制服を貸していた為長いベンチコートの下には着慣れないが入学当初買ったセーラーの制服だった。

JM『Aいつもベンチコート暑くないの？』

『ナナや、今は極寒の冬だ。寒いの間違いだろ？』

普通だった。朝から仮装してくるのは禁止と先生が言っていたし、この時あんな勘違いをされるとは思いもよらなかった。

HC｢おっはよ〜！！！｣

『元気だな〜』

RJ｢うるせぇ。｣

HC｢おいおい？｣

JM『ん〜ジェノは仮装何にしたの〜』

JN｢ふふ医者だよ｣

『なになに似合いそうじゃん！！！』

JN｢まだ着てないのに早いよ笑｣

クラスどころか学校がハロウィンの話題で持ち切り。
その流れのまま極自然にベンチコートを脱いだ

〈え〜！A君可愛い〜！！！！〉

『ありがと〜笑スースーするなこれ』

JM『え！？！？Aセーラー！？』

『そうだけど…？』

女の私がセーラーを着て何が悪いのか。

JM『こらA！朝から仮装しちゃダメでしょ！？』

『はぁ？』

全ての始まりだ