ナナちゃんの困惑 (ページ19)

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足掻きページ19

고 A

昨日は、結局ヘチャナに奢らされて終わった。
話を聞いて欲しいと思うこともなかったから、いつもと同じようなくだらない話。

『アッパ、行ってきます』

｢行ってらっしゃい｣

朝が超早のオンマに代わりアッパが朝のオンマになるらしい。この話は転校してきた頃、嬉しそうに言ってた。
オンマは大丈夫かしら？この人と心の声を漏らしてはいたがそういうのって本人には届いていなかったりする。

『ナナが、居ますように…。』

1か月前の告白からついこの間しっかりと確認したようなナナが昨日と打って変わって登校してくれるとは限らない
…スカートの制服もやめて今日はズボン。
これで無理なら、多分もう一生無理。

『ナナ…っ、、』

居るはずない。嫌われているって自覚したじゃん

『私が壊したんだな』

ずっと仲良かったあの4人の仲を壊したのは私だ。

『新しく友達を作ろう』

そうすれば元に戻るそれだけ。

HC｢A〜！｣

JN｢ジェミンはまだみたいだね｣

RJ｢…？なんで黙ってんだ？｣

『…、、何も無いよ』

登校すれば隣にナナは居ないし、いつものメンバーが集まってくる。
元通りにと示した志は、傷つけないように目指したいからと言葉を選ぶ。

HC｢つーか、また戻ったのかよ制服｣

『そうだな。』

HC｢ジェミナの気にしてんの？｣

『ううん。』

HC｢いいだろー、気にすんなって！｣

『ん。』

少し素っ気なくて申し訳ないとは思う。

JM｢…おはよう｣

『っ、』

RJ｢一緒じゃなかったんだな｣

JM｢…うん｣

何がうんなんだろう。もう無理だって？

JN｢ん？Aどこ行くの？｣

『…、、図書室かな』

JN｢図書室？｣

RJ｢なんの用事だよ。行ったことないくせに｣

『行ったことくらいある。じゃあな。』

離れれば、ナナも、自分も楽になる。

本来、打ち明けた目的も。

君は知らなくていいんだと思う。

友情なんて、くそくらえだ。