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荷物整理もおわり、鹿児島に来て1ヶ月がたったある日。
前の店舗の店長からの電話。
「もしもし!」
店「もしもし!元気してる?」
「はい!おかげさまで!店長も元気ですか?」
店「おかげさまです!!!!」
おぉ、勢いがすごい笑笑
店「今日、いまさっき、淳太くんとしげ、来てくれたよ。」
あ、また来てくれたんだね、
店「淳太くんが、最近佐藤さんって居ないですけどどうかしたんですか?って聞いてきたから、異動した事伝えて、Aちゃんの伝言も伝えたよ。」
「ありがとうございます。最後に挨拶出来なかったのすごい心残りでした。」
店「淳太くん、あからさまにテンション下がってたし、しげなんて、どこに異動したんですか?って聞いてきたから鹿児島って伝えたら、ビックリしてた。」
「ですよね、私もびっくりしましたもん。でも、もう慣れてきましたし、またそっちに戻れること期待してるんで頑張れます。」
店「うん、、、あの、、、やっぱいい。なんでもない。頑張ってね!たまには連絡ちょうだいよ?」
「はーい!店長も連絡ありがとうございました!では、失礼します!」
店長、何を言いかけてやめたんだろう。
少し気になったけど、まぁいっか。
大したことじゃないだろうきっと。
淳太さんと重岡さん元気かな。
久しぶりに話ししたいし、って思っても
ここは鹿児島だから来てくれるはずがない。
ちょっと楽しかったこと思い出して、その思い出に浸った。
「またあっちに戻ったところで、私の事淳太さんなんて忘れてるだろうし。」
なんだろう。すっごい涙が溢れそう。
なんで、淳太さんを思い出したから?
久々に淳太さんのことを考えるから?
きっと、違う。
今気づいたんだ、私。
私、淳太さんのこと、、
好きなんだ。
離れてから気づくって遅すぎる。
連絡先も知らないのにどうすることもできない。
だって相手はアイドル。
もし、連絡先もってても連絡出来ずにいたであろう。
「ばか。」
むしゃくしゃする。
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作者名:まり | 作成日時:2018年10月25日 22時