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月夜の逢引/仁兎なずな ページ1

ヤンデレ短編集「vocaldhole」の続き的なの。
読んでいなくても大丈夫(なはず)です。

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俺は、夜遅く、夢ノ咲学園の中の秘密の部屋に入る。そこにいるのはー


なずな「A!」

A「あ、なずな!」


車椅子を下りて走ってくる彼女、しかしー


A「うわっ!」
なずな「あぶにゃいっ!」


つまずいてコケそうになるあんずを間一髪で受け止める。


なずな「走っちゃダメらろ〜。おまえはまだあまり運動出来ない体なんだから。」

A「うん。ゴメンね。でも、なずなに会えて、嬉しいから。」

なずな「…そか。じゃ、いこ!」

A「うん!」


そうして、2人は秘密の部屋を抜け出し、人のいない学園を回る。2人のお気に入りは、庭園だ。


A「ねぇなずな、学校ってどんな感じ?楽しい?」

なずな「ん〜。たまに大変な事もあるけど、楽しいぞ!」

A「そっか〜。私も授業受けてみたいな…。」

なずな「斎宮に頼めないのか?」

A「無理だよ。私はvocaldholevocaldhole(ボーカルドール)だもん。」

なずな「そう、だよな…。」


Aは小さい頃、事故で体の自由を失った。そして、親に捨てられた。それを拾ったのが斎宮だ。それは、俺がまだ斎宮と同じユニットにいた頃聞いた。秘密の部屋のことも、Aの存在も、知ったのはその時。Aは、リハビリすれば治る体を、斎宮が止めていた。だから、ずっと車椅子だった。でも、俺と同じような彼女を見て、助けてあげたいと思った。だから、斎宮がいない間にこっそりとリハビリをして、少しだけ、歩けるようになった。そんなAと2人で過ごす時間は、至福だった。


英智「…おや、仁兎くん?」

なずな「げ、天祥院…。」


すると、前から現れたのは天祥院英智。この学園の生徒会長。これはまずい。

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作者名:美月 | 作成日時:2017年6月21日 23時

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