初恋25 ページ27
百side
はぁ…。
「疲れた」
「お疲れ、モモ」
「ユキ〜!もう俺クタクタ!」
まさか俺と仲良しの三月といとこのAにあんな過去があるなんて!
俺の苦労も考えてほしいっ!
「モモはいつか報われるよ、いいことをしたからね」
「ユキ〜!イケメン!」
俺をここまで疲れさせたんだし!
スペシャルハッピーなことが起きてもいいよねっ!
「モモは本当にAちゃんのこと好きじゃなかったの?」
「そりゃあいとことしては好きだよ?小さい頃もあの子は俺の光だったよ」
思えば実のところ初恋、かもね。
「初恋は叶わないよね、やっぱり」
「そうね」
初恋が叶わないのはそれが初めてだから。
「でも、今は本当に可愛いいとことしか見てないよ」
「ならよかったよ、好きなら少しは三月くんに少し怒ってたかも」
「でも、あんだけ好かれてる三月にはちょっと嫉妬したかな」
今までAのこと一番知ってるのは俺だと思ってた。
でも、これから俺の知らないAのことを知っていくのは俺じゃない。
三月が自分の知らないAも俺の知らないAも。
三月だけが知っていくんだ。
「Re:valeさーん!」
「あ、はーい!行こう!ユキ!」
「うん、今行きます」
三月、Aをよろしく。
でもAを泣かせたら許さないからね!
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なつめみく - 三月結婚しよう(?) (9月24日 10時) (レス) @page16 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏那子 | 作成日時:2021年3月29日 15時