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初恋1 ページ3

えーと…なんでこんなことになってんだ?

「……よろしくお願いします」

「よ、よろしく」

俺と彼女、皇Aの間におも〜い空気が流れる。

「…なんか雰囲気険悪じゃね?」

「……」

大和さんがそう話して一織は黙っている。

気まずいのは当たり前だった。

彼女は中学3年の卒業式に俺に告白して俺がフった子だった。

「ひ、久しぶり!か、髪切ったんだな!」

「久々に会ったっぽいのになんか声震えてない?」

陸、こっちも必死なんだよ!冷静に装うの!

「はい、あの卒業式の翌日に切ってからずっとこの髪の長さです」

うわぁ…言葉に棘がある…。

俺の方を見ようともしないし、返事も素っ気ない上に敬語。

これ相当嫌われたな。

まぁ自分でも相当酷いフり方したのは自覚してるし…。

「どうしたのー?みんなー」

「百さん!千さん!よろしくお願いします!」

壮五がRe:valeに挨拶を真っ先にした。

「よろしく!あれ?Aじゃん!」

「百くんっ!」

A?百くん?

名前を呼ばれた彼女はその声を聴くとパッと顔を明るくさせて百さんの方を見た。

そして俺をすり抜けて駆け寄って行った。

「千さんもよろしくお願いします」

「うん、よろしく」

「三月と話してたんじゃないの?」

百さんが俺に視線を向けると彼女は俺の方を一瞬だけ見たがすぐに百さんに向き直った。

「大丈夫、たいして話すことはなかったし」

俺相当嫌われてるなやっぱり…。

でもさ、お前気づいている?

俺さ、お前が入ってきたときにまたあの頃の想いが蘇ってきたんだよ。

俺のあの頃の感情の「初恋」の感情が。

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なつめみく - 三月結婚しよう(?) (9月24日 10時) (レス) @page16 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏那子 | 作成日時:2021年3月29日 15時

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