「ごめんね」 (10/11) ページ9
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昼間のエントランスでのやり取りは
櫻井先輩が晴菜さんを迎えに来てくれた事によりマウンティングから私は逃れられた・・・
別にマウンティング合戦してた訳じゃないけど。
雅「大体。大ちゃんも酷いよね。翔ちゃんにアポ入れ忘れるなんてさぁ。
翔ちゃんもプライベート用の携帯は仕事中は電源切ってるんだよ！？
ほとんど電源切りっ放しにしてる様なもんじゃん。」
あ「はぁ。相葉くん。喋ってると定時に上がれないよ。」
何でも。晴菜さんが福岡支社へ来たのも
大野さんが福岡へ出張する晴菜さんに序だからと櫻井先輩に渡して欲しい物があるからと託してたからで
それで相葉くんが受付に説明をして事なきを得たみたい
というか・・・本当にこの人達仲悪いのかな？
なんか。私から見ると悔しいくらい仲良さげにしか見えなかったんだけど・・・
雅「定時に上がりたいのはAさんでしょー？」
よく呑気な事が言えるな！
そりゃ定時には上がりたい だけどこの仕事量！
さっき挨拶に行った取引先から早速見積もり依頼がきてる
他にも資料の作成やら訂正やら何やら
これは残業確定だな・・・
それでなくても
あ「奥さん。来てるんだよ。」
今日は相葉くんに残業させる訳にはいかない
何よりも さっき私は牽制されたばかり
それで変に疑われるのも困る
疑われる様な事しかしてないけど
雅「今更？」
あ「は？」
今更って何が？
隣にいる相葉くんを見ると澄ました顔でモニターを見たまま
だけど手は止まってた
それでも。私の方へ顔を向けて弧を描く様な目で笑いながら
雅「変に誤解されない様に今日は定時で帰るね。」
頭じゃわかってる
きっと相葉くんは私にはあんなに優しく笑ってなんてくれない
それが無意識なのか意識的に線引きをしているのかはわからないけれど
私は相葉くんの隣にいるに相応しい人間じゃないと言われてるみたいで居心地は良くない
そう思うと何だか泣きそうになる
仕事中だから必死で耐えるけど
なのに・・・私の気持ちをわかってるのか何なのか
雅「あ。そこ間違ってる」
あ「え？どこ？」
立ち上がったと思ったら背後から手が伸びて来た
マウスに置いてる手の上に相葉くんの手が重なる
近い・・・というか
普通ならセクハラだって言いたくなる距離
相葉くんだから何とも思わないけれど これはさすがに近すぎる
あ「あ、あの」
近い！と言いそうになった時
耳元で
雅「ごめんね。」
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菜菜(プロフ) - ともさん» やっぱり…そーでしたーw 結構わかりやすかったかな？ と思いながら描いてますw (2020年9月23日 20時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ビンゴー！やっぱり…そーだったんだ…だよね…。って感じ？ (2020年9月23日 17時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2020年9月1日 10時
