空気感 ページ8
晴菜「うん。大体は。」
雅「だよね。えっとね。今俺と一緒に仕事してるパートナーでもあんの。」
そうだ。
今は勤務中
私は相葉くんの仕事上のパートナーで
それ以上でも以下でもない
こんな風に紹介された所で当たり前の事
だけど・・・晴菜さんは知らなかったのか
一瞬だけ目の色が変わった
晴菜「・・・そ、そうなんだ」
福岡支社に赴任してる事は知っていても
パートナーだと言う事までは知らなかったみたい・・・
でも。櫻井先輩も潤も知ってる事よ？
何なら和也だって知ってる
そこまで聞かされてなかったって事？
それとも・・・
雅「んで。この人が」
晴菜「自分で出来るから。」
そう言って相葉くんの言葉を遮った
晴菜さんの雰囲気が変わる
今まで相葉くんと同じ様に暖かい雰囲気だったのに
一瞬私が怯んでしまいそうな程
この空気感。一度だけ経験した・・・
同じなんだ
似てるんだ
相葉くんの言葉を遮ったのも私に対してのマウントだ
大体わかる。
私も女だよ。
それなりに女の世界は経験してきてる
彼女は冷たいひんやりした空気感のまま綺麗に笑うと
晴菜「改めて。主人がいつもお世話になってます。相葉の家内の相葉晴菜です」
堂々と私にそう告げたのはある意味で牽制とも受け取れた
この前の旅行では見なかったオーラというか
貫禄というか
自信があるんだ
自分は何が何でも「相葉雅紀の妻」だって言う自信。
私では叶う事のないポジションを手にしてる自信
和「晴菜は相葉さんの嫁だよ」
和也が教えてくれてたじゃない
相葉くんだって詮索すんなって目で私を睨んできたじゃない
覚悟はいつでも出来てたはずでしょ？
それでも私はそのオーラに圧倒されてしまう
罪悪感よりも
何故？どうして？
潤の事よりも
何故私じゃなかったの？
そんな醜い感情に支配されそう
頭で理解していても感情が着いて行かない
今の私は「余計な事」を言い出しかねない
精神的にいっぱいいっぱい
なのにそれを表には絶対にだしちゃダメだとわかっていても
正直キツイ・・・
早く時間が過ぎて！と思ってたら・・・
翔「ごめん！遅くなった！」
今度は櫻井先輩の声がエントランスに響いた
やった！救世主！
今まで仕事以外では思った事もないけれど
神様仏様櫻井様に見えただなんて・・・一生言わないけど！
雅「翔ちゃん。遅いって。」
翔「だから！ここ会社な！！」
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菜菜(プロフ) - ともさん» やっぱり…そーでしたーw 結構わかりやすかったかな？ と思いながら描いてますw (2020年9月23日 20時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ビンゴー！やっぱり…そーだったんだ…だよね…。って感じ？ (2020年9月23日 17時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2020年9月1日 10時
