世間は狭い ページ3
和「どうせ結婚式の愚痴で話が終ったんでしょ。」
よくわかってる風で言ってくるのが余計にムカつく！！
和「で？翔さんと大野さん元気だった？」
あ「元気だったよ。って！あんた大野さんとも仲良いの？」
櫻井先輩はわかる
まだ櫻井先輩には私という共通の知り合いもいる訳だし
何なら相葉くんのイトコでもあるし・・・
それでも。大野さんまで仲良くなるかな？
和「大野さん前から知り合いだし。というか。去年偶々俺が行った感じだけど毎年誘われるんだよ。」
あ「ん？前から知り合いって？」
どういう事だ？
なんで前から知ってるの？
だとすると・・・晴菜さんの事も知ってるって事？
気にならなかった訳じゃない
帰る時にライン交換もして 晴菜さんからは
晴菜−旅行に来てくれてありがとう。私も福岡に行く事はあるから 今度は2人でご飯でも行けると良いな。またお会い出来るのを楽しみにしてます
という丁寧なメッセージをもらってた
和「ほら。相葉さんと翔さんがイトコでしょ？その絡み。晴菜も来てたの？」
あ「晴菜さんも知ってるんだ・・・」
和「晴菜は学生ん時バイト先が同じだったんだよ。だからさぁ。まぁ。そこそこの付き合いにはなるよね。」
意外だった
だって。晴菜さんと和也が直で知り合いだったのもビックリなら
世間は狭いとは当にこの事かと思う程私と距離が近い関係性でもある
いくら姉弟でも友達関係まで全て把握してるかと思ったらそれは違っていて。
和也には和也の世界があって
私には私の世界がある
それでも ここまで関係性が近い人達が多いのは稀な気もするけど・・・
あ「ねえ？じゃぁ。晴菜さんの事・・・」
和「は？ていうか聞いてないの？」
あ「何を？」
和「晴菜は―――」
この時 自分の耳を塞ぎたいと本気で思った
そして今 羽田へ向かってる事を心底恨んだ
自分にいっぱいいっぱいで
気付いてなかったんだ
その「可能性」に私は気付かずに過ごした
意外な場所で意外な人物が繋がってた
なんて事はよくある話で
だけどこの場合 少し視点を変えれば全ての辻褄が合ってくる
直ぐに疑問は解決する
その「少し視点を変える」という事を私は出来ていなかったんだ・・・
それでも車は羽田に向かってる訳で
本当だったら胸の内を誰かに聞いてもらいたい
だからと言って和也には話せない
和「姉ちゃん？」
あ「ん？」
和「何？いきなり黙り込んで」
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菜菜(プロフ) - ともさん» やっぱり…そーでしたーw 結構わかりやすかったかな？ と思いながら描いてますw (2020年9月23日 20時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ビンゴー！やっぱり…そーだったんだ…だよね…。って感じ？ (2020年9月23日 17時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2020年9月1日 10時
