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雅「…ねぇ、じゃぁさ、お互い様って事にしよう？」
あ「…えっ！？」
雅「だって、これだと納まりきかないし。」
あ「いいんですか？」
雅「いいの！あ、じゃぁさ、話し相手になってよ。」
あ「へ？」
雅「まだ、9時半だよ？子供じゃないんだし、眠れるわけないじゃん。」
あ「そうだけど…」
なんで、そんな事を言ったのかわからない。
俺さ、すっごい人見知りで、初対面の人にこんなに話しかける事なんてないんだよね。
でも、話してみたいって思ったんだ。
雅「でしょ？あ、じゃぁ、、そこ行こ。」
談話室に誘って、車椅子を押してあげると、
あ「ありがと。」
ってまた、俺に笑ってくれる。
雅「じゃぁ、まずは自己紹介ね。俺ねー、相葉雅紀って言います。嵐してます。19才です！」
あ「クスクス」
雅「俺、何か言った？」
女の子の笑った顔は、すっげぇ可愛くて、
あ「あははは！だって！私知ってるし。フフ、嵐してますって！確かにそうだけど、あははは！」
お腹いたい〜！傷口開く〜！って言いながら、ケラケラ笑って
雅「そんな笑うとこ？」
あ「ごめんごめん。あ〜。なんかこーゆーの久し振り。あ、私は、松本Aです。19才です。ちなみに、嵐はお姉ちゃんがファンで、コンサートにも行った事あります。」
雅「同じ年じゃん！」
あ「そうですね。」
雅「じゃぁ、敬語止めない？同じ年なんだし。」
あ「あ、そうか。なんか、テレビに出てる人って感じだったから、敬語かな？ってなっちゃった。」
雅「何それ！｣
あ｢だって！お姉ちゃんのお陰で散々見てるし、コンサートとかも連れて行かれるし…ファンクラブ入れられるし？｣
雅「マジ！？ファンクラブ入ってんの！？｣
あ「入ってる。お姉ちゃんが応援したいの、とか言って！」
雅「ウヒャヒャヒャ、すっげぇ！姉ちゃん！」
あ「もう！お姉ちゃんには逆らえないの！｣
話してると楽しくて、今日初めて会って、ちゃんと話すのなんて初めてなのに、なんか前からの知り合いみたいな不思議な感覚になった。
お互い、なんて呼ぶ？なんて話になって・・・
あ「相葉君？」
雅「それ、なんかクラスメート的な？」
あ「そうなの？私、女子校だったからイマイチわかんない。」
雅「あー、なんかそんな感じする〜！」
あ「どんな感じよ！」
雅「こんな感じ？」
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作者名：菜菜
| 作成日時：2017年3月25日 4時
