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雅「Aも同じじゃん。」
あ「私、来月ハタチ〜！」
雅「マジ？いつ？」
あ「24日。」
雅「あ、俺と日にち一緒だ。」
Aの方が誕生日が俺よりも早い事に驚いた。
だって、どっちかって言うと、俺の方がシッカリしてるでしょ？
あ「まー君いつなの？」
雅「本当に俺に興味ないんだね。」
俺の誕生日、かなり特別感満載の日だから、結構ね、有名だと思ってたんだけど・・・
あ「だから、お姉ちゃんに付き合ってるだけなんだもん。」
雅「ニノの事好きなくせに？」
あ「それ、根に持ってない？ダメだよー。根に持つ男は。だから彼女に浮気されるんじゃん。」
雅「それ、俺の傷！あーもう！」
Aには話してた。
一応、彼女がいるけど、浮気されて、一気に冷めたって。
それと、ほぼほぼ同時に、入院して、Aに出会った。
結局は、側から見れば、俺が心変わりした様に見えんのかな？
あ「いつなの？」
雅「何が？」
あ「だーかーらー誕生日！」
雅「・・・12月24日。」
あ「うそ。」
雅「ほんと。」
あ「クリスマスイブじゃん。」
雅「そう。だから、いっつもクリスマスと誕生日プレゼント一緒！」
あ「あはははは、でも、それは仕方ないよ。私なんて夏休みだよ？誰も友達祝ってくれないの！」
雅「それも寂しいね。じゃぁ、今年は？」
あ「ん？」
雅「なんか予定あるの？」
出来たら、一緒にいたいなぁ・・・
なんて思ってたけど、
あ「別にないと思うけど・・・まだ、わかんない。」
まぁ、そうだよね？
なんか、少しだけ煮え切らないって言うか、そんな態度だったのが気にはなってた。
あ「ねぇ、頼もうよ！喉乾いたし、お腹すいたー！」
雅「あ、うん。」
結局、二人で飲んで、食べて、喋って、あっと言う間に時間は過ぎた。
店を出てから、帰るにはまだ早くて、
雅「Aって、門限とかあるの？」
Aは一人暮らしだったんだけど、事故に遭って、長期入院してたから、住んでたマンションを引き払って、退院後は香菜さんの所に居候してた。
一応、姉ちゃんと一緒に住んでるんだし、
保護者みたいなもんだってAも言ってたから、聞いてみたんだけど、
あ「あー、別にないんだけど・・・」
雅「なに？」
あ「いや、お姉ちゃんの婚約者も一緒に住んでるから・・・別に仲悪いわけじゃないの。でも、ほら、なんか気使っちゃって・・・」
雅「あー、そういう事ね。何となくわかる。」
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作者名：菜菜
| 作成日時：2017年3月25日 4時
