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「、、、A、ちゃん？」
あ「うん。」
その人は、当時は髪が金髪で。
まだ、ピアスもしてた。
小学生の私からすると、大人に見えるのは年が7歳も離れてるから。
当時、高校生だったお兄ちゃんの友達で、
沙由里先生がずっと家庭教師をしてた「まーくん」だった。
あ「泣いてるの？」
雅「は？え？あ、アハ。ダイジョブ。」
何故かカタコトで話してて。
だけど、無理やり私へと向けた笑顔は、
赤い目に涙が沢山溜まってて。
なんだか、胸の奥がギュッとして、苦しい。
私が暗い顔でもしてたんだろうか？
まーくんは立ち上がると、
雅「中、戻ろっか。」
そう言って私の頭を撫でてくる。
あ「悲しいの？」
目の前にあるまーくんの顔は、
やっぱり私には、まだ泣いてる様に見えた。
雅「なんで？結婚式だよ？悲しい訳ないじゃん。」
あ「じゃぁ、なんで泣いてたの？」
雅「・・・」
黙り込んでしまったまーくんは、なんだか困った顔をしてる。
だけど・・・
その時の私は、まだまだ子供で。
気の利いた事なんて浮かばなくて。
どう言って良いのかもわからなくて。
だから、私が知ってる精いっぱいの慰め方。
私の視線に合わせてくれてるまーくんを、
そっと包み込むように抱きしめて、
背中をトントンする。
雅「Aちゃ、ん？」
あ「いつもね、Aが泣いてると、お兄ちゃんがこうしてトントンしてくれるの。後ね沙由里先生も、トントンしてくれる。そうするとね、涙が出なくなるの。」
泣き止むと思って、トントンしたのに、
何故かまーくんは、
雅「ッ、、、ッく、、、」
また、泣き出してしまう。
だけど、ずっとトントンしてると、
雅「あり、が、ど。」
小学生の私にはわからなかった。
何も知らない私にはわからなかった。
その後、まーくんは、私の手を引いて、一緒に披露宴会場に行ってくれた。
潤「A、お前迷子になってたのか？」
雅「アハ。外で見つけたから連れて来たよ。」
潤「ったく。雅紀、ごめん。」
私は内心、迷子になんてなってないもん！
なんて思ってたけど、まーくんが泣いてたのを知られたくないと思って、
そのまま、迷子になった振りをしてた。
ずっと繋がれてた手が離されて、
代わりに、お兄ちゃんの手に変わる。
潤「そろそろ始まるって。急がなきゃ。母さんも心配してる。」
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菜菜(プロフ) - ちーさん» お読み頂きありがとうございます。パート�彊聞澆魯侫薀粟瀋蠅砲覆蠅泙后�私の作品一覧からお入り下さい。またパート3までの公開になっており 今後の更新は未定となります。ご了承ください。 (2020年9月29日 17時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - smrtyさん» 長くなった為ボードにて返信しております。コメントありがとうございました (2020年9月29日 17時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はじめまして。LIFEとこちらと読ませて頂きました。なんだか切なくてもどかしくて、とても続きが気になります。あるのでしたら教えて頂きたいです。いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年9月29日 14時) (レス) id: 0f4ab6faba (このIDを非表示/違反報告)
smrty(プロフ) - はじめまして。菜菜さんの作品が一番好きでなんども読み返しています！LIFE好きすぎます。そしてこちらに出会いましたが�供↓靴呂覆い里任靴腓Δ�？�犬魯僖浩瀋蠅任垢�解除予定はありますでしょうか？とても毎作品楽しみにしています。 (2019年10月26日 16時) (レス) id: 83ea391cec (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ともさん» 簡単な事を敢えて難しく考えてしまうのが大人ですが、、、ともさん、今回鋭いwww仕組みがバレやしないかと冷や冷やですwww (2019年2月24日 1時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2019年2月7日 23時
