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あ「病人から？」
雅「Aちゃんから。」
しょうがないなぁ。なんて言いながら、俺の背中に腕を回して、トントンしてくれる。
コレだけでね、色んな疲れが吹っ飛ぶ。
俺だって、普通のサラリーマンだから、そりゃストレスだってあるよ。
あ「今日もお疲れ様。」
優しい声がする。
家だったらなぁ。
このまま一緒に寝れるのに。
なんて思ってても、時間は直ぐにやってくる。
面会時間終了のアナウンスが流れる。
雅「じゃぁ、また、明日ね。」
そっと頭を撫でるけど、
あ「うん・・・」
明日の検査が不安なんだろうなって思った。
雅「もう。Aちゃんなら、大丈夫。ね？」
あ「あ、いや、うん。」
いつもと違う。
ギュッと俺の手を握りしめてる。
雅「寂しい？」
聴くと、無言で、頷いた。
珍し。
でも、滅多に言ってくれないから、やっぱり嬉しい。
俺ばっかりって思う時もある。
だけど、少しずつだけど、Aの事がわかるようになってくると、
単純に、甘え下手なだけ。
寂しいって言葉にしないし。
好きとかも言ってくれない・・・
っていうか、本人、ヤキモチ妬いてる事すら気付いてないからさ。
だから、こんな時は、ちゃんと応える様にしてる。
頭を撫でてた手で頭を固定して、
チュッと唇に触れる。
コツンとAのおでこに、自分のおでこを付けると、
ウルウルしてる目が合った。
雅「明日、痛い検査頑張ったら、ご褒美あげる。」
あ「ご褒美？」
雅「うん。ご褒美。」
あ「フフ、なんだろ？」
明後日がAの誕生日。
誕生日プレゼントもだけど、もう一つ、ちゃんと準備したものがある。
サプライズなんて、柄じゃないけど。
ていうか、Aにサプライズなんて通用しない・・・
仕事で、散々、そういうのをしてきてるから、直ぐにバレちゃう。
でも、俺だって、やる時はやるんだよ？
雅「楽しみにしててよ。」
あ「うん。」
名残惜しいけど、時間もきたから、もう一度キスする。
そっと体から離れると、それだけで、寂しく感じた。
あ「気を付けてね。」
雅「Aもちゃんと寝なよ？お肌荒れるよ？」
あ「心配しなくても、たくさん寝てますぅ！」
雅「俺も早く帰って寝たい〜！」
笑って、病室を出る。
静まり返った廊下に出た瞬間に、
目から涙が落ちた。
俺も、「1秒後」が怖い。
Aがいなくなる事が、怖くて仕方ないんだ・・・
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菜菜(プロフ) - ともさん» 私も、ともさんに出会えて本当に良かったと、いつも思ってます(^^)「踏ん張れ」って、目から鱗でした！私もともさんか大好き(ハート) (2018年5月8日 3時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ともさん» こちらにまで、ありがとうございます！いやぁ、、、ウチの旦那君、大変ですwでも、よく私の事をわかってるなぁ。と思ってしまいましたw (2018年5月8日 3時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 菜菜ちゃん…本当におかえり(*^^*)私には想像すら出来ない事がたくさんあるんだろうな…って思うだけで涙が止まらない(ToT)何だかんだ言っても…まーくんが側に居てくれるから今があるのかな(*^^*)素敵な作品に出会えて…菜菜ちゃんに出逢えて良かった(*≧∀≦*) (2018年5月3日 9時) (レス) id: 3ed79bfe04 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - あやかさん、お読み頂きありがとうございます(^^) お気持ち伝わりました(^^) このお話しは「嫁」の証言を元に描きましたw今、描かなきゃ!との思いからキーボードを叩きました。私にとって記録の様なお話しです。感動まで頂きありがとうございました。 (2018年3月10日 9時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - すごく感動しました!!!!!!涙があふれてあふれて...とぉっても感動しました!!!!!!文章じゃ伝わらないかもなんですけど本当に感動です！永久保存ものです！この作品に巡りあえて奇跡です！ありがとうございます！長文失礼しました(笑) (2018年3月9日 12時) (レス) id: 4295209bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月17日 5時
