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中野さんがニノ達に指示を出して、
両脇にいるスタッフさんにサインを送る。
すると、その大きな扉が左右同時に開かれた。
光が降り注ぐ、眩しい空間が広がると、
新郎新婦が歩き出す。
祝福の拍手と、パイプオルガンの音が響く会場の中へ、
吸い込まれる様に、新郎新婦が歩き出す。
その後ろ姿は、綺麗で、幻想的だった。
正に、「神が祝福をしている」ような、
そんな景色。
真っ白なウエディングドレスが余計にその場所を、神聖な場所に見せる。
そっと、大きな扉が左右同時に、ゆっくりと動く。
ビッタリと扉が合わさると、
あ「この景色が好きなの。絶対に、スタッフじゃないと見れない景色。」
確かに。そうだよ。
こんな景色、見た事なかった。
あ「この景色が、仕事してる時の1番の楽しみだったの。」
そう話すAの顔は、本当に、仕事が好き！
それが伝わってくる様な顔。
あ「幸せな空間って、あるんだね。」
きっと、Aは、この「幸せな空間」が大好きで。
だからこそ、仕事を続けてきたんだって思った。
本当は、プランナーをしてたはずなのに、その職を降りたのは、
夫婦関係が破綻してしまったから。
こんな場所に、自分はいるべきじゃない。
そう言って、ブライダルの仕事自体を辞めようとしたらしい。
だけど、それを止めたのは、潤ちゃんだった。
潤「プランナーは確かに、そうかもしれねーが、サービスなら、出来るだろ。」
それは、Aにとっては、過酷なものだったらしい。
ホテルの中の、フレンチレストランでサービス、マナーを基礎から学び直して、
ブライダルだけじゃなく、全てのパーティーのサービス業務や、スタッフの配置。
バイトや派遣スタッフの管理まで、Aはしていた。
完璧なまでの、仕事振り。
そりゃ、女で、しかも結婚して、子供もいて、そんな人が、人の上に立つんだから。
妬みも買いやすい。
それでも、辞めなかったのは、、、
この景色を見る為だった。
あ「この、後ろ姿を初めて見た時にね、あぁ、この仕事して良かったって、本当に思った。」
スタッフじゃなければ、絶対に見る事のない景色。
Aが大事にしている空間。
それを、俺に、1番いい笑顔で、見せてくれた。
それまで、「結婚式」って、面倒で。
自分の結婚式すら興味を示さなかったのに、
何故、結婚式を挙げるのか。
その意味が、わかった様な気がした。
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菜菜(プロフ) - ともさん» 私も、ともさんに出会えて本当に良かったと、いつも思ってます(^^)「踏ん張れ」って、目から鱗でした！私もともさんか大好き(ハート) (2018年5月8日 3時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ともさん» こちらにまで、ありがとうございます！いやぁ、、、ウチの旦那君、大変ですwでも、よく私の事をわかってるなぁ。と思ってしまいましたw (2018年5月8日 3時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 菜菜ちゃん…本当におかえり(*^^*)私には想像すら出来ない事がたくさんあるんだろうな…って思うだけで涙が止まらない(ToT)何だかんだ言っても…まーくんが側に居てくれるから今があるのかな(*^^*)素敵な作品に出会えて…菜菜ちゃんに出逢えて良かった(*≧∀≦*) (2018年5月3日 9時) (レス) id: 3ed79bfe04 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - あやかさん、お読み頂きありがとうございます(^^) お気持ち伝わりました(^^) このお話しは「嫁」の証言を元に描きましたw今、描かなきゃ!との思いからキーボードを叩きました。私にとって記録の様なお話しです。感動まで頂きありがとうございました。 (2018年3月10日 9時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - すごく感動しました!!!!!!涙があふれてあふれて...とぉっても感動しました!!!!!!文章じゃ伝わらないかもなんですけど本当に感動です！永久保存ものです！この作品に巡りあえて奇跡です！ありがとうございます！長文失礼しました(笑) (2018年3月9日 12時) (レス) id: 4295209bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月17日 5時
