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病院に着くまで、意識が途切れない様に、
Aが自分の携帯から、脳外へ電話する。
あ「あの、相葉Aです。」
あ「え？スピーカー？」
なんて言ってたと思ったら、携帯がスピーカーに切り替わって、
智『あ、相葉ちゃん。元気？』
雅「大ちゃーん。今病院いんの？」
智『今日は、翔ちゃんも、チカもいる。』
ほとんどどーでも良い話し。
あ「スピーカーにする意味がわかんない。」
智『おめーな？俺があんま寝てねー時になるなよ。』
あ「智先生、私に冷たい。翔先生は？」
智『後でくっから。ったく！相葉ちゃん！嫁の躾なってねーぞ！』
雅「俺に言わないでよ。あ、もう直ぐ着く。救急んとこに横付けして良いの？」
智『あぁ。もう、こっちは待機してっから。』
なんて話してたら、直ぐに、病院のピッチ片手に手を振ってる大ちゃんが見えた。
だけど、Aは、
あ「・・・ッ」
やっぱり、頭痛するんだ。
車を止めて、急いでロックを解除する。
ガチャっとドアが開いたと同時に、
智「うわぁ！ちょ！担架！！急いで！」
Aの意識が途切れた。
・
翔「休めた？」
病院の外で会社に電話をして、そのまま喫煙所でタバコ吸ってたら、翔ちゃんが来た。
雅「うん。嫁が倒れたって言ったら、速攻で休みくれた。」
翔「ハハ。良い会社じゃん。」
雅「普段、頑張ってんもん。」
紫煙が空に上がって行く。
雨がシトシトと降ってる。
翔「大丈夫だろうって。一歩手前。後遺症は残らないよ。」
雅「・・・ありがと。」
翔「判断が早かったからだよ。今日中に帰れるしね。」
翔ちゃんは、笑って言ってくれる。
それが、なんか、ホッとする。
雅「あんな感じじゃないんでしょ？」
翔「ん？」
雅「いなくなっちゃう時って、あんな感じじゃないでしょ？」
怖い。
大切な人を失うかもしれない。
それが、1番怖い。
翔「「人生最悪の痛み」だって。生還した人は言ってる。でも、Aちゃんの場合は、痛みと同時に、意識が途切れると思う。」
雅「最後が痛みって事？」
翔「・・・」
翔ちゃんは、眉間に皺を寄せて、難しい顔。
最後が、「人生最悪の痛み」って・・・
雅「久し振りにね、抱き抱えた。」
翔「雅紀・・・」
雅「超不謹慎かもしんないけど、嬉しかった。」
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菜菜(プロフ) - ぴらさん» いつもありがとうございます。私が描いても大丈夫か？というテーマですが、、、ウラはご存知の通り（笑）色々含めてグフグフニマニマ楽しんで下さいませ（笑） (2018年2月2日 23時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - 菜菜ちゃん新しいお話ありがとう。夫婦の在り方ね、考えるわぁ。いろいろ含めて楽しみ。 (2018年2月2日 17時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月2日 14時
