シャンプーの匂い ページ31
あ「テキトーだけどね。」
そんなわけないじゃん。
ちゃんと作れるの知ってるよ？
雅「ね。早く帰る意味あるでしょ？」
あ「それ、公私混同っていうんだよ？」
雅「でも、俺が本当に忙しい時は一緒に残業してくれるでしょ？今日みたいに。」
きっと、Aは俺の事待ってたんだ。
自惚れかも知んないけど、
それでも、俺と一緒に帰る方を選んでくれた事が嬉しかった。
あ「だって、明日、出勤にでもなったら、出かける予定がなくなるじゃない。」
雅「海鮮丼食べれなくなるもんね〜。」
頭をクシャクシャにすると、
あ「も〜。」
なんて言いながら、手をはね除けてくる。
でも、Aの顔は笑ってて、
その顔に癒されるって知ってる？
ドキドキが止まんない。
Aは、頭にある俺の手をガシっと掴んで、
あ「もう！しないでよ！」
って、怒って言うけど。
なんでかな？
俺もよくわかってなかった。
その掴まれた手を引いて、
腕の中に入れてみた。
Aの髪から、シャンプーの匂いがする。
俺よりも小さい体をギュッと抱きしめると、どうしようもなく守りたいって想いが出てくる。
あ「えっと・・・」
Aは戸惑っていて、
まぁ、電車ん中でも、こんなに近くにいた事なんてないんだし。
あ「まー君？」
モゾモゾと動いてるAに、
雅「ジッとしてて。」
さっきはあんな風に言ったけど、
もし、本当に会社に戻ったら？
なんて、考えたくもない。
雅「俺ね、仕事もプライベートもAと一緒が良い。」
こうして、近くにいると安心する。
ぴったりとした抱き心地。
あ「それって、えっと」
Aは固まってるけど、ぎゅっと俺の胸辺りを握りしめてる。
これだけで、良いんだ。
これだけで、俺ね、幸せだって、思える。
面倒だって思ってた事が、Aと出会ってから、また、頑張ってみようって、
そう思うようになった。
あ「ねぇ？」
雅「ん？」
あ「明日だけど、やっぱり、唐揚げ作る。」
雅「フフ。やった。」
あ「だから、出掛けるのは、明後日が良い。」
雅「ん。わかった。」
腕ん中に好きな子がいるのって、こんなに心地良かったっけ？
人肌って、こんなに温かかったっけ？
忘れてた温もりがここにある。
あ「まー君って、温かいから眠くなる。」
雅「風呂入ってから寝なよ。」
あ「う〜ん・・・」
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菜菜(プロフ) - とわさん» させてしまい、申し訳なく感じております。暫くは、自分の在り方、発信する側として、私自身がどうしたいのかを、もう一度考えでみます。嫌な役回りをさせてしまいごめんなさい。そして、本当にありがとうございます。 (2017年11月17日 21時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» 与えて頂いた、とわさん、本当にありがとうございます。そして、悩ませてしまいごめんなさい。彼女にもその旨の謝罪の言葉を送りました。自分自身の浅はかさ、未熟さ、発信する側として、もっと気を使うべしでした。そして彼女のファンの方にも、不快な思いを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» わざわざ、ありがとうございます。今朝彼女とやり取りをしました。逆に黙っていてごめんなさいと謝られてしまい、私自身の未熟さに気付かされました。教えて頂かなければわかりません。何も知らないまま過ごすよりも、きちんと自分を見つめ直すきっかけを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - コメントさせていただきました。これ以上、菜菜さんも、彼女も外野からのたくさんの言葉で傷ついて欲しくなかったのです。お節介だとはわかってます。どうかお許しください (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 菜菜さんもよくご存じの方だと思います。彼女の作品はもちろんですが、読者の多くが彼女の生き方に魅了されるんだと思います。あのような方なのでいらっしゃるので、何も触れないでいらっしゃいますが、辛いのではないかと思い、ぶしつけがましいですが→ (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2017年10月27日 11時
