意味 ページ30
袋から、つまみを一通り出したところで、
あ「あのね、」
雅「ん？」
あ「今日、まー君が外回りに行ってる時にね、部長から呼び出されたの。」
きっと、あの事だって思った。
雅「で？」
あ「大野さんもいて、そろそろ、会社に戻んないかって。」
まぁ、予想通り。
Aは、缶を両手で握りしめたまま、俯いていて、
あ「直ぐに、返事出来なかった。」
雅「そっか。」
俺から何て言って良いのかわかんない。
だって、色々事情知っちゃってるから。
Aが戻りたいって思うのなら、そりゃそっちの方がいいと思う。
ずっとやってきた仕事なんだし。
キャリアだってあるんだし。
でも、Aは、
あ「私、ちゃんとやれてるのかな？」
雅「なんで？」」
あ「なんか、ちゃんと出来てるのか急に不安になってきて・・・」
色々不安になんのも、仕方ないのかもしれない。
だから、この1年間、Aに負担が来ない様に、俺なりに調節してたつもりだった。
雅「Aは、どうしたいの？」
あ「どーしたい？」
雅「確かに、今までのキャリアを考えたら、Jプランニングに戻る方が良いのかもしんないよ？
でも、もし、今の方が楽しいって思ったりしてんなら、一旦、派遣って形になって、正社員に引き上げてもらうって手もあるんじゃない？」
ウチの会社でも、中途採用はやってる。
その中途採用で、新しく求人を出すよりも、今来てる派遣さんに声を掛ける方が全然良い。
教育する時間やコストなんかを考えたら、俺だって一から教える必要のない人の方が楽。
でもさ、最終的に決めるのは、Aだから。
俺がどーこー言える立場じゃない。
あ「私、まー君の負担になってない？」
雅「全然。休日出勤も残業も減ったし。」
あ「でも、今日だって、私が帰りたいって言ったから、残業になっちゃったんでしょ？」
雅「だって、唐揚げ食いたかったし〜。」
笑って言ったのに、Aは、
あ「それじゃ、意味ないじゃない。」
って、また、しょんぼり。
でも、俺に取っては、
雅「意味あるよ。」
めっちゃある。
雅「だって、帰ってきてさぁ、誰もいない部屋よりも、こっちにきたら、おかえりって言ってくれるじゃん。」
それだけで、疲れが飛んじゃうって知ってる？
あ「それは、そっちの方が良いのかな？って。」
雅「それに、俺ねAが作ってくれるご飯好きだし〜。」
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菜菜(プロフ) - とわさん» させてしまい、申し訳なく感じております。暫くは、自分の在り方、発信する側として、私自身がどうしたいのかを、もう一度考えでみます。嫌な役回りをさせてしまいごめんなさい。そして、本当にありがとうございます。 (2017年11月17日 21時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» 与えて頂いた、とわさん、本当にありがとうございます。そして、悩ませてしまいごめんなさい。彼女にもその旨の謝罪の言葉を送りました。自分自身の浅はかさ、未熟さ、発信する側として、もっと気を使うべしでした。そして彼女のファンの方にも、不快な思いを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» わざわざ、ありがとうございます。今朝彼女とやり取りをしました。逆に黙っていてごめんなさいと謝られてしまい、私自身の未熟さに気付かされました。教えて頂かなければわかりません。何も知らないまま過ごすよりも、きちんと自分を見つめ直すきっかけを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - コメントさせていただきました。これ以上、菜菜さんも、彼女も外野からのたくさんの言葉で傷ついて欲しくなかったのです。お節介だとはわかってます。どうかお許しください (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 菜菜さんもよくご存じの方だと思います。彼女の作品はもちろんですが、読者の多くが彼女の生き方に魅了されるんだと思います。あのような方なのでいらっしゃるので、何も触れないでいらっしゃいますが、辛いのではないかと思い、ぶしつけがましいですが→ (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2017年10月27日 11時
